2014 Fiscal Year Research-status Report
キャラクタを伴った仮想音楽教師による楽器演奏教授システムの構築
Project/Area Number |
25540167
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
浜中 雅俊 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (30451686)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
星野 准一 筑波大学, システム情報工学研究科(系), 准教授 (40313556)
星野 聖 筑波大学, システム情報工学研究科(系), 教授 (80251528)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 仮想教師モデル |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は,平成25年度に構築した鍵盤への指の接触タイミングを検出するシステムを用いて,ピアノ教師の演奏と,演奏初心者の演奏における接触タイミングを比較した.その結果,演奏初心者では,接触タイミングと実際に音が出るタイミングのギャップがほぼ一定だったのに対し,ピアノ教師はギャップを変化させながら演奏していることが確認された.また,両者の手指形状を比較したところ,演奏初心者はほぼ一定だったのに対し,ピアノ教師はギャップの長短に応じて手指形状が変化することが確認された.そこで26年度には新たに,演奏初心者とピアノでギャップが大きく違う部分や,手指形状が大きく異なる部分を検索し,両者を比較することのできるツールの開発を行った.現在,開発したツールを用いて両者の比較を行うとともに,その結果について専門家に聞き取り調査を行っている.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
演奏初心者とピアノ教師の演奏について,鍵盤への接触タイミングに着目し,その違いを明らかにした.演奏初心者では,接触タイミングと実際に音が出るタイミングのギャップがほぼ一定だったのに対し,ピアノ教師はギャップを変化させながら演奏していることが確認された.また,両者の手指形状を比較したところ,演奏初心者はほぼ一定だったのに対し,ピアノ教師はギャップの長短に応じて手指形状が変化することが確認された.そこで26年度には新たに,演奏初心者とピアノでギャップが大きく違う部分や,手指形状が大きく異なる部分を検索し,両者を比較することのできるツールの開発を行った.現在,開発したツールを用いて両者の比較を行うとともに,その結果について専門家に聞き取り調査を行っている.
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Strategy for Future Research Activity |
計画通りに推進してゆく.
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Causes of Carryover |
品切れで購入できなかった研究用物品があった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
本年度購入する。
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