2015 Fiscal Year Annual Research Report
キャラクタを伴った仮想音楽教師による楽器演奏教授システムの構築
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25540167
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
浜中 雅俊 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (30451686)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
星野 准一 筑波大学, システム情報工学研究科(系), 准教授 (40313556)
星野 聖 筑波大学, システム情報工学研究科(系), 教授 (80251528)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 音楽情報処理 / 楽器演奏支援 / 手指形状推定 / 仮想演奏者 |
Outline of Annual Research Achievements |
初心者が楽器演奏を上達させるためには教師によるレッスンが欠かせない.しかし,上達したいと思っても,時間的,空間的,金銭的理由によりレッスンを受けることが困難な場合がある.また,レッスンを受けていても同じ練習の繰り返しでモチベーションが下がってしまうこともある.そこで本申請では,初心者に楽器演奏を適切に指導する仮想のキャラクタを持った音楽教師の実現を目指す.仮想音楽教師は,初心者の演奏音の分析やカメラを用いた両手の手指形状の推定により,初心者の運指やタッチ,リズムなどの問題点を見つけ出す.そして,コンピュータグラフィックスによる演奏例示や,問題改善のためのレッスン課題の提示など,そのレベルにあったアドバイスを行い,初心者を効率よく上達させる.平成27年度には,以下の3項目を実施した. (g)仮想ピアノ教師の実現 平成25年度に構築したピアノ教師のモデルを動作させるためのシステムを構築し,インタラクティブに会話しながらピアノのレッスンをする仮想ピアノ教師のプロトタイプを構築した. (h)音楽教師に必要な音楽能力の実装: 平成26年にピアノ教師モデルを構築した手法を次々と計算機上へ実装していき,弾き間違いや弾き飛ばしの検出,運指間違いの検出,演奏時のタッチの違いの識別など音楽教師に必要な音楽能力をリアルタイム音楽システム開発プラットフォーム上に実装したシステムを構築した. (i) システムの公開: 仮想音楽教師のベースとなる,音楽分析器および分析結果のデータベースを構築し構築を開始した.
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[Presentation] Structural Similarity based on Time-span Sub-trees2015
Author(s)
Masatoshi Hamanaka, Keiji Hirata, Satoshi Tojo
Organizer
Structural Similarity based on Time-span Sub-trees”, 査読付, Proceedings of The 5th International Conference on Mathematics and Computation in Music (MCM2015)
Place of Presentation
イギリス(ロンドン)
Year and Date
2015-07-22 – 2015-07-25
Int'l Joint Research
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