2014 Fiscal Year Research-status Report
NFCによるオブジェクト指向ICタグの提案と生産システムへの応用
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25560017
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Research Institution | Hiroshima Kokusai Gakuin University |
Principal Investigator |
神垣 太持 広島国際学院大学, 情報文化学部, 教授 (80261064)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | NFC / RFID / オブジェクト指向 |
Outline of Annual Research Achievements |
低価格化しスマートフォンやタブレットコンピュータに内蔵されることも多くなったNFCを用いて、生産システムにおいても効果的にRFIDを運用するために必要なシステム管理手法を新たに提案するべく研究を行っている。 従来のRFIDシステムでは、タグに記憶してあるIDに紐付けされた情報をネットワークを通じて引き出して処理を行うが、この点が導入コスト増大につながっている。本研究では、様々なモバイル機器にも搭載されているNFCの導入によってコスト面だけではなく、管理、運用面においてもその有用性、実用性を示したいと考え。そのための仕組みとして、オブジェクト指向設計の概念を取り入れたシステムの提案を行っている。 本年度は、これまでの研究成果の中間発表的な報告として9月に国際会議にて成果を報告し、質疑応答では多数の質問が出て、時間ぎりぎりまでディスカッションを行い、有益な意見の交換をすることができた。 大会組織委員会委員として参加した秋の学会では、「生産技術」セッションの司会、マツダ株式会社の方による基調講演の手伝い、マツダ株式会社での工場見学での引率などの任務をこなした。セッションでは、本研究との関連のある日本国内だけでなく韓国や台湾、インドネシアからの他大学の先生方と意見交換を行ってきた。また、工場見学では、エンジン工場の生産システムに関する情報を得ることができるなど、有意義な時間を過ごすことができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の本年度の計画では、C)「実験モデルのプロトタイプシミュレーションモデル作成および実験」を実施することとしていたが、当初の予定通り進めることができた。 具体的には、これまでの議論、研究をもとにシミュレーションモデルを設定し、研究の中間報告として、国際会議にて発表を行った。その後、開発、実行環境をWindows8.1の64ビット版へ移行した事に伴い、これまでの使用していた開発ツールが使用できなくなったため、新たなNFCシステムの開発ツールを導入し、将来的にも継続して研究を進められる環境を整えた。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の予定通り、D)「実用化へ向けた実証実験」に向けて実験システムを開発し、実験結果から、次の E)「システム設計手法および運用手法の提案」へ向けて研究を進めてゆく予定である。
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Causes of Carryover |
当初予定していたパソコンの納期が2月から次年度の4月までずれ込んだことが大きな理由であり、その他は購入物品の値引きなどによる差額が積もって生じたものと思われる。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
消費増税や物価上昇に伴う出費の増加に対応したいと考えている
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Research Products
(1 results)