2015 Fiscal Year Annual Research Report
防護服着用により、作業者の暑熱ストレスはどの位増加するか?
Project/Area Number |
25560026
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
栃原 裕 九州大学, 芸術工学研究科(研究院), 名誉教授 (50095907)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
深沢 太香子 京都教育大学, 教育学部, 准教授 (90423574)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | 防護服 / 暑熱負担 / 湿性熱抵抗 / 代謝量 |
Outline of Annual Research Achievements |
防護服を含む各種衣服着用時に増大する暑熱ストレスを的確に評価するために、国際的にも広く利用されている暑熱ストレス評価指標(WBGT)に、付加すべき補正値(衣服補正係数(CAFs)を、多くの先行研究をまとめるISO7243の改訂作業により以下のように検討した。 衣服補正係数(℃-WBGT)は、1.作業服: 0, 2.布製つなぎ服 (綿とNomexR): 0, 3.単層の布織布素材のSMSつなぎ服: 0, 4.Full-face negative pressure respirator: 0.3, 5.単層のSMSポリオレフィン製つなぎ服: 0.5, 6.ポリオレフィン製つなぎ服: 1, 7.フード* : 1, 8.Non-woven polyolefin coveralls as a single layer: 2, 9.単層の Tyvek 1422AR 製つなぎ服: 2, 10.単層の NexGenR 製つなぎ服: 2.5, 11.2層の布製つなぎ服: 3, 12.SaratogaR ハンマー防護服: 3, 13.長そでおよび長い丈を持つ溶剤保護エプロン: 4, 14.Microporous 製つなぎ服: 6, 15.単層の溶剤保護つなぎ服(フードなし): 10, 16.単層の溶剤保護つなぎ服(フードあり): 11, 17.単層の溶剤保護つなぎ服とNP 呼吸器(フードなし): 12, *フードと呼吸器ない。具体的には、各種着用条件下では、標準服の暑熱許容基準WBGTから、衣服補正係数を差し引くことが必要となる。
|