2014 Fiscal Year Research-status Report
理工系における学術論文/プレゼンテーションスキル向上のためのオンライン教材開発
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25560099
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
橘 由加 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 准教授 (50534715)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | オンライン学習システム / 理工系英語学習者 / プレゼンテーションスキル / アメリカの大学 / Moodle / 理工系論文表現データベース / 理工系英語学習者 / アカデミック・ライティング |
Outline of Annual Research Achievements |
(プレゼンテーションコースについて) 25年度に引き続き本大学の姉妹大学、提携大学を含め、アメリカの大学の言語学部(英語学科)、メディア・アート学科、コンピュータサイエンス学科を訪問しプレゼンテーションコースの調査、情報収集を行った。具体的には、授業を聴講して講義項目、目標、講義概要、講義計画、講義方法、成績評価法、テキスト、オンライン教材、教授法について担当教官に対してインタビューを行い、プレゼンテーションに関する講義のビデオ収録を行った。その結果プレゼンテーションコースの全レッスンコンテンツ及びスクリプトの制作を完了させた。 またLincEnglish Educational Resources, Inc(米国のIT関連会社)との打ち合わせでは、テック関係者からLMS(Moodle2.8),ウェブマネージメントについて説明を受け、オンラインプレゼンテーションコースのウェブデザイン、モジュールのコンテンツ、LMS(成績管理等)、Authentic Media(プレゼンテーションスキル動画教材)について具体的に内容をつめ、スクリプトを含めたモジュール1から12のレッスン内容の6割までをオンライン上にアップさせた。
(アカデミック・ライティングについて) 25年度に引き続きアメリカの二つの大学のライティングセンターを訪問・調査し、情報収集を行った。各センターの教育効果、コース概要、指導内容、シラバス、教授法についてセンターの教職員らに対してインタビューを行った。また系学生の論述文を学習者コーパスとして収集し、アカデミック・ライティング評価項目、論文表現データベースを構築し、語彙リスト及び論文コーパスを活用して、学術論文サブジャンルごとに特徴的な英語表現の選出・分析を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
アメリカの大学への訪問・調査は順調良く進んでおり、担当教官へのインタビュー、ビデオ収録など平成27年度以降の計画予定より早いペースで行った。プレゼンテーションスキルコース(モジュール1~12)の6割程度をオンライン上にアップさせた。
アカデミック・ライティングの評価項目、論文主要語語彙リスト、論文表現データベースの情報収集及びリサーチを補助する者が予定通りの人数を確保できなかったため、こちらのほうの達成度は約3割程度で、計画どおりに達成できていない。
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Strategy for Future Research Activity |
(今後の推進方策) プレゼンテーションスキルコース(モジュール1~12)のすべてをオンライン上に今年度中にアップさせる予定である。 アカデミック・ライティングコースは論文表現データベース構築にしぼり、リサーチを補助する研究員を2名雇用して今後の研究を推進する予定である。
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Remarks |
東北大学用に構築した英語学習オンライン教材tohoku1.lincenglish.comにプレゼンテーションスキルコースの全レッスンとアカデミック・ライティングの論文表現データベースをアップした。www.authenticmedia.orgはtohoku1.lincenglish.comに搭載した。
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Research Products
(3 results)