2013 Fiscal Year Research-status Report
UAV搭載熱赤外センサによる夜間の建物被害把握システムの開発
Project/Area Number |
25560174
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
山崎 文雄 千葉大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (50220322)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | UAV / 建物被害 / 熱赤外カメラ / 空撮 / 画像解析 |
Research Abstract |
我国では,災害状況の早期把握にはヘリテレ映像や空中写真による航空リモートセンシングが多用されており,被害が広域にわたる大地震や,地上からのアクセスが困難な山間地域などの被害把握に力を発揮している.しかし,空撮による映像・画像は,可視域および近赤外域の光を利用しているため,太陽光のない夜間においては,基本的に情報収集が困難になる.一方,熱放射を観測する熱赤外センサは夜間でも利用可能である.本研究では,最近,小型化・高性能化してきている熱赤外センサによる空撮画像を用いて,建物損壊などの災害状況を把握する手法を開発する.ここで熱赤外画像は解像度が低いため,有人ヘリに加えて,低空を飛行可能な無人航空機(UAV)からの撮影を検討・実施する.今年度は,つくば市を襲った竜巻の前後に有人ヘリから撮影した昼夜の熱画像を用いて,建物被害の目視による把握を試み,地上調査結果や昼間の航空写真との比較を行った.その結果,解像度2m程度の空撮熱画像では,建物上面の一部損壊を検出することは容易でないことが分かった.一方,洪水や津波による湛水域の把握などにおいては,解像度のさらに低い衛星熱画像でも把握が可能であることを実データに基づき把握した. そこで,夜間の空撮熱画像を小規模の被害に適用するには,より低空を飛行できるUAVの利用が必要であるとの結論が得られた.そこで,新たにマルチローターの小型UAVを導入し,その操縦訓練を開始した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
マルチローターの小型UAVを導入し,研究に使用できる環境が整った.
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Strategy for Future Research Activity |
導入したUAVは基本的に自動操縦が可能なので,今後,これに光学カメラと小型熱カメラを搭載し,実災害や災害を模擬した場所を昼夜に飛行させ,災害検知能力を把握したいと考えている.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
UAVの飛行訓練および飛行計画を立案する上で必要不可欠なフライトシミュレータソフトウェアが比較的安価で購入可能であったため当該助成金が発生した. 建物被害抽出手法の精度向上のため,調査地を追加するなどしてより多くの空撮データ取得に努める. 得られたデータを解析・検討し,今後の災害発生時に適用するための課題を提示する. また研究成果をまとめ,国内外の学会などで積極的に発表を行う.
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[Presentation] Spectral Characteristics and Classification of Urban Land-Cover Based on Airborne Hyperspectral Data2013
Author(s)
K. Hara, W. Liu, F. Yamazaki, K. Suzuki, Y. Maruyama
Organizer
Proc. 34th Asian Conference on Remote Sensing, Bali, Indonesia, CD-ROM, SC02, 469-476
Place of Presentation
Bali, Indonesia
Year and Date
20131020-20131024
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