2014 Fiscal Year Research-status Report
日本代表柔道選手の生育史に関する研究-発育発達期の運動・スポーツ経験に着目して-
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25560321
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Research Institution | Fukuoka University of Education |
Principal Investigator |
楢崎 教子 福岡教育大学, 教育学部, 准教授 (80341923)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 涼子 金沢学院大学, スポーツ健康学部, 教授 (40238621)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 生育史 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は、日本代表柔道選手4名を対象とした生育史の調査を行った。生育史の調査は、対象者および対象者の所属長の同意を得た上で、研究代表者が的確な質問項目を設定し、1対1のインタビュー方法を用いて実施した。平成26年度の研究は、下記の通り実施された。4月:日本代表柔道選手1名の調査を実施した。11月:日本代表柔道選手1名の調査を実施した。12月:日本代表柔道選手2名の調査を実施した。12月~3月:インタビュー調査の資料整理を行った。 平成26年度の研究成果は、昨年度調査した9名の調査内容を含めて、質問事項を以下の8項目に分類し、インタビュー調査の資料整理を行った。1.トップアスリートの運動・スポーツ経験 2.トップアスリートの柔道経験 3.トップアスリートの指導者 4.トップアスリートの技術練習 5.トップアスリートの体力トレーニング 6.トップアスリートのトレーニング環境 7.トップアスリートの試合経験 8.柔道と運動・スポーツ経験との関連性 平成26年度は、質問事項の1~3までの資料整理が終了しており、今後はその調査内容を小冊子にまとめることを検討している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成26年度は、調査対象者10名を目標に研究計画を立てていたが、対象者4名のみインタビュー調査を終えており、やや遅れていると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、対象者20名を目標に引き続きインタビュー調査を実施する。研究課題としては、対象者20名を年代別、階級別、男女別に比較分析し、研究の目的である「世界レベルの柔道選手を育成するための一貫したトレーニング法、指導法のあるべき姿を示す」ために計画的に研究を進める。 さらに、インタビュー調査の質問事項を8項目に分類し、その調査内容をジュニア選手および指導者向けの小冊子にまとめることを検討している。 平成27年度は、研究の最終年度であるため、引き続き質問事項の4~8までの資料整理を行い、トップアスリートの発育発達期に認められる特徴の類似点、相違点を明らかにする。さらに、世界レベルの柔道選手を育成するための一貫したトレーニング法、指導法のあるべき姿を示す。研究成果については、日本武道学会、日本体育学会、九州体育・スポーツ学会等で発表する。また、本研究で明らかにされたトップアスリートの有用な知見は、福岡県タレント発掘事業等に情報を提供し、発育発達段階の子どもたちにどのような運動・スポーツを経験させていく必要があるのかをさらに検討する。
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Causes of Carryover |
当初は、調査対象者10名を目標に研究計画を立てていたが、研究が思うように進展せず、対象者4名のみインタビュー調査を終えている。このため、対象者6名分の謝金、交通費、インタビュー調査の資料整理補助のために計上していた直接経費を最終年度に執行することになった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
研究代表者および研究分担者は、下記の通り最終年度で平成26年度分の直接経費を執行するために使用計画を立案し、目標達成に向けて研究を進める。 【研究代表者】1.謝金:21万円 2.交通費:8万円 3.資料整理補助:5万円 【研究分担者】4.小冊子の製本:20万円 5.研究打ち合わせ・発表等の交通費:9万円
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