2013 Fiscal Year Research-status Report
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25560322
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
山口 奈美 宮崎大学, 医学部, 医員 (10637804)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 膝円板状半月 / 歩行分析 |
Research Abstract |
データ測定方法においては、Point Cluster法(Andriacchi et al.J.Biomech.Eng 1998)を用いてより詳細な膝関節の動きを解析するべく、ソフトの導入を行う予定であったが、システムの確立が困難であり、現行のPlug-in-Gaitマーカーセットおよび解析ソフトVicon Plug-in-Gaitを用いてデータ収集を行っている。 現時点ではまだ症例数が少なく、解析結果を得る段階ではないためデータ収集を行っている段階である。 まずは、十分なデータ収集を行い、円板状半月損傷膝における膝関節の解析が得られれば、損傷予防やリハビリテーションへの介入等が期待でき、本研究の継続は重要と考える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2013年度、当院で膝外側円板状半月単独損傷の手術症例は4例であり、内1例は術前に診断がつかなかった。術前に診断がついていた3例中研究参加の同意得られたのは1例であり、研究の進行が遅れる要因となった。 また、歩行分析については当院の倫理委員会の承認を得ていたが、この研究を推進するにあたって再度倫理委員会の承認を得る必要があり、その審査に時間を要したため、コントロール群のデータ収集が行えなかったのも研究が遅れる要因となった。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究の進行程度は、膝円板状半月症例の数に左右されるため、具体的な方策を挙げるのは困難であるが、まずはcontrol群においてデータ収集を行う。 本研究の課題としては、症例数をいかに増やすかであり、周辺の医療機関との連携を図る必要があると思われる。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
control群のデータを取る際に、測定にかかる諸費用を助成金から支払う予定としていたが、研究が遅れたためcontrol群のデータ測定を行えなかったことが要因である。 必要な物品費に加え、control群の測定にかかる諸費用および測定の際の人件費、学会発表の際の旅費に使用する予定である。
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