2014 Fiscal Year Annual Research Report
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25560367
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
深田 宗一朗 大阪大学, 薬学研究科(研究院), 研究員 (20432445)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 骨格筋 / 筋傷害 / 炎症性サイトカイン / 筋ジストロフィー |
Outline of Annual Research Achievements |
申請者はカルジオトキシンを用いた急性の筋傷害モデルとリポポリサッカライド (LPS)を組み合わせた方法により、筋傷害とLPSによる誘導される炎症性サイトカインの関連を測定した。その結果、筋傷害を誘導することで、LPSで誘導される血液中炎症性サイトカインの量が、顕著に抑制される事を明らかにした。さらに、筋ジストロフィーモデルマウスであるmdxマウスを用いて、同様の検討を行った場合においても、同様の成果が得られた。ストレスで誘導されるグルココルチコイド等は、免疫抑制作用がある事が知られているため、カルジオトキシンモデルでのグルココルチコイド濃度を測定したが、コントロールと違いがなかったため、我々の仮説通り、筋傷害に伴って遊離された因子が免疫能に対して抑制的に働く事を実験的に証明する事ができた。因子同定の為に、骨格筋抽出物や筋傷害血清が樹状細胞の炎症性サイトカイン産生に対する影響を検討した。その結果、骨格筋抽出物では抑制作用が観察されたが、血清では効果を観察する事が困難であった。また骨格筋抽出物の場合では、極めて高濃度を用いる必要があった。
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[Journal Article] Doublecortin marks a new population of transiently amplifying muscle progenitor cells and is required for myofiber maturation during skeletal muscle regeneration2015
Author(s)
Ogawa R, Ma Y, Yamaguchi M, Ito T, Watanabe Y, Ohtani T, Murakami S, Uchida S, De Gaspari P, Uezumi A, Nakamura M, Miyagoe-Suzuki Y, Tsujikawa K, Hashimoto N, Braun T, Tanaka T, Takeda S, Yamamoto H, Fukada S.
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Journal Title
Development
Volume: 142
Pages: 51-61
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