2014 Fiscal Year Research-status Report
側頭葉ガンマ波増強操作による記憶想起機能向上への可能性
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25560433
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Research Institution | Kochi University of Technology |
Principal Investigator |
中原 潔 高知工科大学, 公私立大学の部局等, 教授 (50372363)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 光遺伝学 / 皮質脳波 / 記憶 / 内側側頭葉 / 霊長類 |
Outline of Annual Research Achievements |
26年度は霊長類の内側側頭葉に設置する光刺激装置の開発を進めたが、同脳領域は脳底部に位置し、外科学的アプローチが困難であること及びスペースが狭いため、侵襲性の低い光刺激装置の設計が困難であった。26年12月頃に微小チップLEDをアレイ状に配置した光刺激装置の着想を得た。この装置は霊長類の内側側頭葉に設置できる可能性が高い。この設計に基づいた装置を引き続き開発するために、本研究計画を27年度まで延長する申請を行い、承認を受けた。 また共同研究者と進めているラット視覚野における光遺伝学と皮質脳波同時記録の実験は完了し、学会発表を行ったと共に現在論文を投稿中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
霊長類の内側側頭葉というアプローチ困難な領域に設置可能な光刺激装置の開発に遅れを生じているため。
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Strategy for Future Research Activity |
26年12月頃になって、微小チップLEDをアレイ状に配置した光刺激装置の着想を得た。この装置は霊長類の内側側頭葉というアプローチ困難な領域に設置できる可能性が高い。よって27年度はこの着想に基づいた装置開発を迅速に進める。
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Causes of Carryover |
26年度に霊長類の内側側頭葉に設置する光刺激装置の開発を進めたが、同脳領域は脳底部に位置し、外科学的アプローチが困難であること及びスペースが狭いため、侵襲性の低い光刺激装置の設計が困難であった。26年12月頃に微小チップLEDをアレイ状に配置した光刺激装置の着想を得た。この装置は霊長類の内側側頭葉に設置できる可能性が高い。この装置を引き続き開発するために、本研究計画の27年度までの延長を申請し、承認を受けたため、次年度使用額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
微小チップLEDをアレイ状に配置した光刺激装置の設計・製作を早急に進める。
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Research Products
(1 results)