2014 Fiscal Year Research-status Report
学術論文のマッピング・システムを通じた地域情報の統合と共有化
Project/Area Number |
25570004
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
山本 博之 京都大学, 地域研究統合情報センター, 准教授 (80334308)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | 東南アジア / 地域の知 / マッピング・システム |
Outline of Annual Research Achievements |
マレーシアのサバ州を対象に、現地発の主要なオンライン情報を収集してデータベースを作成し、データの収集・整理をなるべく簡便にすることと、データベース利用の際の利用者の使い勝手をよくすることの両面について、そのバランスをどのようにとるかを検討した。以下のオンライン情報の毎日の記事リストを作成し、京都大学地域研究統合情報センターが公開しているMyデータベース・システムによりデータベース化した。 (1)『Daily Express』(コタキナバル発行、英語・マレー語・カダザン語) (2)『New Sabah Times』(コタキナバル発行、英語・マレー語・カダザン語) (3)『Borneo Post』(コタキナバル発行、英語・マレー語・カダザン語) この記事データベースをもとに、事前にキーワードを組み合わせて登録したテーマごとに該当する記事を利用者の携帯端末にメールで配信する仕組みを作り、試験運用を開始した。これにより、緯度・経度情報を伴った地名一覧を用意し、オンライン情報配信サイトをいくつか指定すれば、関心を持つテーマに関する記事を自動で抽出してメールで配信する仕組みが比較的簡便かつ安価で構築できることが確認された。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
オンライン情報を対象とし、研究対象地域の地域情報を定期的に収集・整理して、テキスト内の地名などから記事を分類する仕組みが構築された。前年度に進められた学術論文のデータベース化と研究対象地域による分類と組み合わせるための素材を1つ増やすことができた。
|
Strategy for Future Research Activity |
情報技術の専門家の協力を得て、テキストから分野やテーマを抽出して、それを整理して視覚的に表現する方法を開発する。
|
Research Products
(3 results)