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2014 Fiscal Year Research-status Report

現代日本における、法と感情の関係についての現象学的考察

Research Project

Project/Area Number 25580008
Research InstitutionBeppu University

Principal Investigator

野村 文宏  別府大学, 食物栄養科学部, 准教授 (30369144)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2016-03-31
Keywords現象学的心理学 / ジオルジ / 現象学的方法
Outline of Annual Research Achievements

平成26年度の具体的な研究実績としては、昨年度から進めていた、現象学的方法の、他学問分野への応用の分析を行なった。この研究の意義は、(1)他の学問分野への現象学的方法の応用を分析することで、現象学的方法の核心を把握することにつながること、(2)また応用の射程を確認することで、現象学的方法を応用可能な事象・問題領域を検討することができることである。具体的には、アメディオ・ジオルジの現象学的心理学を手掛かりに、現象学の心理学分野への応用を考察し、論文「ジオルジの現象学的心理学と、現象学的方法の応用の問題」を執筆した。現象学的教育学に関しても、マックス・ヴァン=マーネンの文献を中心に読み進めた。
これと同時平行的に、法学・法哲学の「問いの立て方」についても、関連文献を読むことができた。考察を進めているが、まだ具体的な結論には至っていない。
9月には文献収集のためにドイツに出張した。訪問先の大学図書館で、現象学的関係、法学・法哲学関係の文献を閲覧することができた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

平成25年度より進めている、現象学的方法の応用の分析に時間がかかっている。平成26年度は現象学的心理学と現象学的教育学について、分析・考察した。
そのため、法学関係の分析を進めているものの、一定の結論には至っておらず、その点で遅れている。

Strategy for Future Research Activity

今年度は、現在進行中の、現象学的教育学について、年度の早期に一定の結論を見出す予定である。また、同時に進めている法学・法哲学の「問いの立て方」についても、年度の早期に結論を出したい。
その上で、日本における、法と感情の問題を、できるだけ具体的に論じる予定である。

Causes of Carryover

(1)ドイツ出張に必要な予算の一部を補うため、(2)必要な文献を早めに購入するため、これら二つの目的で、前倒し請求を行なった。(1)については、ユーロ高、燃油サーチャージの高騰により、予め組んでいた旅費の予算を上回ったために、実際に補うところとなった。(2)については、現象学的心理学、および現象学的教育学の分野での研究に時間がかかり、既に購入していた文献で間に合ったため実際には新たに文献を購入することはせず、そのため使用しなかった。

Expenditure Plan for Carryover Budget

最終年度にあたり、法学関係の文献購入に充てる計画である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2015

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results,  Acknowledgement Compliant: 1 results)

  • [Journal Article] ジオルジの現象学的心理学と、現象学的方法の応用の問題2015

    • Author(s)
      野村文宏
    • Journal Title

      別府大学紀要

      Volume: 第56号 Pages: 101-114

    • Peer Reviewed / Open Access / Acknowledgement Compliant

URL: 

Published: 2016-05-27  

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