2014 Fiscal Year Research-status Report
コミュニケーション活動における気づきと言語習得:fMRIと超小型NIRSの利用
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25580121
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Research Institution | Miyagi University of Education |
Principal Investigator |
鈴木 渉 宮城教育大学, 教育学部, 准教授 (60549640)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
JEONG Hyeonjeong 東北大学, 加齢医学研究所, 研究員 (60549054)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 言語学 / 外国語教育 / 第二言語習得論 / 気づき |
Outline of Annual Research Achievements |
外国語(第二言語)習得の脳科学研究は,グローバル化に伴う外国語教育の重要性と2つの言語を習得することの認知的なメリットが提唱され,近年ますますその重要性を増している。本研究では,学習者が外国語コミュニケーション活動中に言語的な間違いに気づくかどうか、その神経基盤を解明することを目的として研究を行うものである。さらに、外国語教育が専門の申請者(鈴木)が、脳科学研究者(鄭)と共同研究を行うことで、新研究領域の開拓も目指している。 打ち合わせは平成26年6月5日(木)10:00~12:00に東北大学加齢医学研究所にて行われ、脳科学的手法を用いた外国語教育の可能性についてのディスカッションを行った。 平成26年9月13日(土)には、13:00~16:00に宮城教育大学附属図書館スパイラルラボで研究会を行い、大学関係者や小・中・高等学校の英語教員合計25名が参加し、学外研究者との交流、ネットワークの拡大につながった。 平成27年1~3月においては、宮城教育大学において、研究協力者2名と、共同研究者、申請者の4名で、平成27年4月以降に行われるfMRI実験やNIRS実験の実験材料やタスクを作成した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初は平成26年度中にfMRI実験を行う予定であったが、実験に使用する実験材料(実験刺激、タスク等)の準備を行い、和文400文、英文400文の音声刺激を作成することができたためである。パイロット実験は終了し、作成した刺激文を文法性判断課題、誘導模倣、真偽判断課題等で用いて、予備実験を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度、できるだけ早い段階で、はfMRI実験およびNIRS実験を行う予定である。その結果を分析し、それによってさらに必要な文献研究を行ったり、追加実験を行う予定である。
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Causes of Carryover |
分担者が分担金を旅費、謝金に使用しなかったため。使用しなかった理由は、分担者が旅費に使用しなかったのと、予備実験のため謝金を支払わないで行うことが可能となったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
分担者が分担金を旅費、謝金に使用する。
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Research Products
(3 results)