2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
25590001
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
宇佐美 誠 京都大学, 地球環境学堂, 教授 (80232809)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
須賀 晃一 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (00171116)
那須 耕介 京都大学, 人間・環境学研究科(研究院), 准教授 (60330354)
永松 伸吾 関西大学, 社会安全学部, 准教授 (90335331)
井上 彰 立命館大学, 先端総合学術研究科, 准教授 (80535097)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 法哲学 / 政治哲学 / 政策学 / 正義論 / 震災復興 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、分配的正義論の国際学界における有力理論である運の平等主義や優先主義・十分主義等を震災復興政策上の分配問題にそくして検討することにより、各理論の射程を論定し、その修正・改良を提案することを目的としている。この研究目的を効果的に達成するため、班単位でサブ・テーマに特化した研究活動を遂行するとともに、全体会合を通じて各班の成果の共有・統合を推進した。 平成26年度には、前年度後半に引き続き、(1)各メンバーによる理論構築と、(2)共同討議による理論彫琢を進めた上で、(3)国内外の学会大会等での研究報告および学術誌上での論文公刊を行うことを予定していた。これらの作業は、いずれも順調に実施することができた。 主な研究成果物には、運の平等主義の射程を検討し十分主義の改良可能性を探究した宇佐美の英語論文、社会的選択理論の観点から社会的正義の情報的基礎を分析した須賀の論文、グローバル化時代における法概念の修正の要否を検討した那須の英語論文、福島県でのキャッシュ・フォー・ワーク制度の評価を行った永松の国際会議報告、災害復興その他の文脈で運の平等主義を精査した井上の論文および国際会議報告などが含まれる。
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Research Products
(31 results)
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[Presentation] 公正の教え方2014
Author(s)
宇佐美 誠
Organizer
法と教育学会第5回学術大会
Place of Presentation
筑波大学(茨城県つくば市)
Year and Date
2014-09-07
Invited
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[Presentation] 若者に公正な社会2014
Author(s)
宇佐美 誠
Organizer
第8回基礎法学総合シンポジウム「〈若者〉と法」
Place of Presentation
日本学術会議(東京都港区)
Year and Date
2014-07-05
Invited
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