準契約概念の系譜的研究

2015 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 25590018
• Research Institution: Chiba University
• Principal Investigator: 金子 敬明 千葉大学, 大学院専門法務研究科, 教授 (80292811)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 齋藤 哲志 東京大学, 社会科学研究所, 准教授 (50401013)
• Project Period (FY): 2013-04-01 – 2017-03-31
• Keywords: 準契約

Outline of Annual Research Achievements

平成27年度においては、英仏両国において、「不当利得」法の中に含まれる諸ジャンルにつき、時間軸を遡上し、当該ジャンルが「不当利得」の傘下に含まれるに至ったのはいつごろか、また、それ以前においてはそのジャンルは体系上どこで扱われていたか、を特定する作業をする予定であった。しかし、「現在までの進捗状況」において述べるような事情により、フランス法の一部についてその作業を進めることができたものの、その作業を十分に展開することはできなかった。

Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

作業自体がかなり難しい性質のものであったことに加え、研究代表者において予想外の事情が生じ、十分な時間を割くことができなかったため。

Strategy for Future Research Activity

1年間の期間延長をお認めいただいたが、それでも残り時間は少なく、研究開始段階よりも計画を縮小することを視野に入れなければならないが、最低限でも、英仏の不当利得法を比較可能な状態にし、後続の研究につなげる作業は果たしたい。

Causes of Carryover

執行していく上で端数が生じたため。

Expenditure Plan for Carryover Budget

残金はごくわずかであり、資料整理のために支出する予定である。