2013 Fiscal Year Research-status Report
離島の福祉施設職員に対する専門的スキルアップ・システムの検討
Project/Area Number |
25590132
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Research Institution | Kyoto Prefectural University |
Principal Investigator |
中村 佐織 京都府立大学, 公共政策学部, 教授 (80198209)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菊池 信子 神戸親和女子大学, 発達教育学部, 教授 (00204834)
丸山 裕子 桃山学院大学, 社会学部, 教授 (00295156)
加藤 由衣 高知県立大学, 社会福祉学部, 助教 (30611991)
河野 高志 福岡県立大学, 人間社会学部, 講師 (50647237)
山口 真里 広島国際大学, 医療福祉学部, 講師 (70441566)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | ソーシャルワーク研究 / 離島 / 研修 / スキル・アップ |
Research Abstract |
今年度は、特に高知県立大学の分担研究者の加藤由衣(ソーシャルワーク教育の専門)と演習プログラムの精査を中心に行った。具体的には、1.スキル・アップに焦点化した教育プログラムづくり、2.人権に焦点化した演習プログラムづくり、3.プログラム試行の妥当性の検討、を重視し、実施できるプログラムを準備した。この内容については、大学の授業、依頼されたソーシャルワーカー研修などで実際に活用しつつ精査し、離島で使用できるように工夫を行った。 また、他の分担研究者とは、エコシステム研究会を活用し、支援ツール(特にコンピュータ関係)のプロトタイプ版の作成を始めた。こちらについては、スーパービジョンなどで活用できるプログラムづくりを行ってきた。 また、それらと並行して離島や過疎地域・限界集落の施設の状況と、そこで実践するソーシャルワーカーの状況の先行研究を行ってきた。さらに、社会福祉のみでなく幅広い文献渉猟を行い、それをふまえて、平成26年度の調査を行うことを予定している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成25年度では、研究分担者やエコシステム研究会との打ち合わせを中心に行い、活用できる演習プログラムの精査と、コンピュータ支援ツールのプロトタイプ版の作成を重視してきた。そのため、ここでは計画書で選定した現地視察等ができなかったことを、今年度のやや遅れているの理由とした。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度では、まず夏休み期間中を利用して、地域調査とソーシャルワーカーへのヒアリング調査を行う予定である。現在考えているのは、五島列島を皮切りに、因島、徳之島の3ヶ所を比較調査したい。そのため、夏休み前までは、昨年度の先行研究をしぼり、1.地域状況を整理すること、2.ヒアリング調査の項目の精査、3.1、2をふまえてアポイントメントをとること、を行う。 また、調査後は、研究分担者たちと検討をして、演習実施にむけたプログラム展開の計画づくりを行い、平成27年度の実施の具体化を図る。
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Research Products
(1 results)