2014 Fiscal Year Research-status Report
離島の福祉施設職員に対する専門的スキルアップ・システムの検討
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25590132
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Research Institution | Kyoto Prefectural University |
Principal Investigator |
中村 佐織 京都府立大学, 公共政策学部, 教授 (80198209)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菊池 信子 神戸親和女子大学, 発達教育学部, 教授 (00204834)
丸山 裕子 高知県立大学, 社会福祉学部, 教授 (00295156)
加藤 由衣 高知県立大学, 社会福祉学部, 助教 (30611991)
河野 高志 福岡県立大学, 人間社会学部, 講師 (50647237)
山口 真里 広島国際大学, 医療福祉学部, 講師 (70441566)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | ソーシャルワーク研究 / 離島 / 研修 / スキル・アップ |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度、引き続き高知県立大学での打ち合わせを行った。また、9月6~7日には、因島でのヒアリング調査を実施し、これまでの利尻島や大島とは違うタイプの研修教育の現状把握を行った。また、これまでの内容の考察もはじめたところである。 この成果をふまえて、次には長崎県の五島列島でのヒアリング調査を、高知県立大学の丸山裕子教授と計画をたて、日程等の調整作業まで行った。実施に関しては、依頼先との調整がつかず、最終年度にもち越すことになった。加えて、現在、佐渡島での調査も入れることを考えている。 また、他の分担研究者とは、エコシステム研究会を活用し、コンピュータ支援ツールのプロトタイプ版の制作を行ってきた。結果、ハード部分についてはほぼ完成した。それを用いた調査等も考えているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
調査日程を組むにあたり、今年度は、本務との関係や研究分担者、調査訪問先との関係で日程調整がまとまらず、現地調査・視察の実施が1ヶ所(広島県尾道市因島)にとどまってしまった。そのため、執行すべき予算も繰り越すなど、遅れてしまっている。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度は、昨年度実施できなかった五島列島の地域調査とソーシャルワーカーへのヒアリング調査を夏休み中(8・9・10月)を目途に実施する。また、今年度調査可能地域として現在調整している新潟県佐渡島での調査を行う予定である。それらの調査地の比較検討を行い、 ①研修プログラム内容や教材の検討 ②研修プログラム展開とスキル・アップの関係 ③①②をとおして研修システムの提案(離島と近い本土との関係でのタイプがあると考えているので) を研究分担者と検討していきたい。
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Causes of Carryover |
今年度は、長崎県五島列島に研究分担者丸山教授と一緒にヒアリング調査に行くために調整をしていた。しかし、最短でも4日間の日程が必要であり、その日程が訪問先との間で都合がつかなかった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
来年度は、今年度繰り越した費用で、まず五島列島への調査を実施させたいと考えている。
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Research Products
(2 results)