2014 Fiscal Year Annual Research Report
新しい災害互助システム「被災地のリレー」の構築に向けた現場研究
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25590158
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
渥美 公秀 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (80260644)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢守 克也 京都大学, 防災研究所, 教授 (80231679)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 被災地のリレー / 災害救援 / 災害復興 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.「被災地のリレー」に関するアクションリサーチ 前年度の成果に基づき、対象地域を限定し、被災地のリレーの生成・維持・変容過程を把握し、リレーの改善に向けてアクションリサーチを展開した。具体的には、1-1型(刈羽→野田)について、その返礼にあたる野田→刈羽の企画を実施し、その前後の聞き取り調査を実施して、リレーの継続には返礼が効果的であることを確認した。一方、同型のリレーについては、小千谷市塩谷集落→福島県南相馬市のリレーを実現し、その維持過程に伴う困難を把握して、同型の改善に必要な事項を整理した。なお、1-0型(野田→興津)および、0-1型(上町台地→野田)については、前年度の成果を再整理するに留めた。なお、1-1型については、英文学術雑誌に成果を発表した。 2.多様な理論仮説の導出 グループ・ダイナミックス研究会において、前年度の恊働的実践の成果を整理し、理論的検討を行った。その結果、2つの発展的方針を立てることができた。具体的には、理論的整理として、利他主義をキーワードに哲学、社会学、教育学、行動経済学などとの相互交流を推進することで、被災地のリレーをより一般的に捉えることができることから、研究会の設立を試行した。また、具体的に展開する研究としては、その方法として、シミュレーション研究の可能性が示唆されたので、文献の渉猟と、ソフトウェアの選定などの作業を行い、今後の展開に備えた。
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Research Products
(7 results)