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2014 Fiscal Year Annual Research Report

へき地に特化した心理援助システムの案出 ―自助・共助で自立する地域への公助導入―

Research Project

Project/Area Number 25590197
Research InstitutionMeisei University

Principal Investigator

黒岩 誠  明星大学, 人文学部, 教授 (10120263)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2015-03-31
Keywords被災地支援 / 対面型相談 / 訪問型支援 / コミュニティ再生 / へき地 / 限界集落 / 東日本大震災
Outline of Annual Research Achievements

初年度に引き続き、被災者を対象とした「個別・集団支援の方法」「被災地域行政・福祉担当者に対する心理理論・支援方法の教育」「心理的支援を受容する風土の醸成」に関してその方法を検討しているが、研究最終年度においては、以下の内容について人材を傾注した実地踏査をおこない、検討を進めた。1)インタビュー調査・・・被災地域(羅賀地区・島越地区・仮設住宅)各戸へ訪問し、現状・今後の展望・支援への感想・意見に関するインタビュー調査を実施。幅広い年齢層より多くの意見を聴取することが出来た。
2)個別相談・心身健康度チェック・・・自殺リスクの原因となるアルコール摂取程度について、個別面談と同時にアルコールパッチテストを実施することで調査をおこなった。また、心理面での健康度・被災ダメージからの復帰・被災の捉え方などを聞き取るべく、半構造化面接による聴取をおこなった(実施後は傾聴につとめ、心身緊張の緩和をはかった)。
3)戸別訪問による聴取・・・バラの花を介在させることで、話し手の緊張度を下げつつ、被災の捉え方を聴取。対象は被災有無を問わず全村とし、被災により被害をうけた方々・被災はせず被害も無いが被災地域内のため何らかの影響を受けた方々、の両者の立場を明らかにすることが出来た。
4)参加者(非臨床心理士であるボランティア学生)の心理状態分析・・・心理士としてトレーニングを受けていない人材が支援に参加することについて、その安全性・心理的変化を分析。心理検査をを事前事後で実施し、その影響を検討した。
以上について、研究協力者による研究班に分かれて分析を行っており、平成27年度中に学会発表および投稿予定。

URL: 

Published: 2016-06-01  

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