2014 Fiscal Year Research-status Report
フランスのインターンシップ研究―なにがインターンシップの良し悪しを決めるのか ―
Project/Area Number |
25590248
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
五十畑 浩平 香川大学, 研究戦略室, 助教 (10610579)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | インターンシップ / stage / フランス / 高等教育 / キャリア |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度(2014年度)は、2014年5月にフランス現地においてヒアリング調査を行った。フランス・パリ、トゥールーズの各ビジネススクールにおいて、勤務する教員や職員に対し、高等教育のなかで行われるインターンシップ(stage en entreprise)の現状などについて幅広く話をうかがった。 パリでは、フランスのグランドゼコールのなかでも名門校であるHEC経営大学院大学(Ecole des Hautes Etudes Commerciales de Paris)に訪問し、当校のインターンシップや学生のキャリア形成を担当の職員の方に面会。当校のインターンシップの現状等に関してたいへん貴重な話をうかがった。 トゥールーズでは、トゥールーズ・ビジネス・スクール(TBS:Toulouse Business School)に訪問し、教員の方に面会。当校のインターンシップの現状等に関してたいへん貴重な話をうかがった。トゥールーズではまた、トゥールーズ第3大学のインターンシップ担当の職員の方にも面会し、貴重なデータなどを収集した。 こうしたフランスでの現地調査は、本研究課題の解決にむけたいへん貴重なものとなった。ただし、詳細は後述に譲るが、本年度は勤務する大学との契約の関係上、十分な研究時間が確保できなかったため、調査以外の研究は行えなかった。また、本来であればさらなるヒアリング調査を行う予定でいたが、海外での研究が制約されていたため、さらなる調査の実施にも至っていない。ヒアリングを踏まえての各種データ分析や仮説の立証、研究成果の公表などは、当該研究課題の研究期間を延長し、次年度に行うこととする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
特命助教という肩書ではあるが、実際はリサーチアドミニストレータという立場上、大学との契約で勤務中の研究が認められなかったため、研究時間が十分に確保できなかった。 また、海外における調査についても、有給休暇を取得し渡仏しなければいけなかったため、調査の実施が大きく制限された。
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Strategy for Future Research Activity |
1年間研究期間を延長するとともに、本年度から研究職に復帰し当該研究の遂行にあたる。
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Causes of Carryover |
1年間期間延長をしたため
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
前期までに中間結果をまとめ、後期までに最終結果をまとめる。
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