2013 Fiscal Year Research-status Report
ナノ超臨界空間の特性評価とこれを反応場とする物質創製
Project/Area Number |
25600026
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
橋本 修一 徳島大学, ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (70208445)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 貴金属等ナノ粒子 / レーザー / 超臨界 |
Research Abstract |
高圧下で水溶液分散状態の金ナノ粒子にレーザー照射を行った場合の粒子温度および周囲媒体への熱伝導による媒体温度の上昇の計算機シミュレーションを行い、超臨界状態形成による系の熱力学低状態の特性解析をおこなった。その結果、ナノ秒パルス励起における粒子温度の時間変化の見積が可能となり、これによって、実験的にれられるレーザー強弩に依存した金ナノ粒子のサイズ減少を理論的に説明できるようになった。 また、高圧下でレーザー励起した金ナノ粒子周囲の超臨界空間を利用した金あの竜一サイズの増大、および金ナノ粒子へのシリカコーティングなどの事件も着実に進行している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
これまでできなかったレーザー励起後の粒子の冷却過程を入れた計算による温度見積もりが可能となった。
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Strategy for Future Research Activity |
レーザー励起した金ナノ粒子周囲に形成される超臨界空間を利用した、物質合成に取り組む。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究の途上で、当初想定していなかったSiC基板を使用した実験が必要となった。高額であると同時に納期が1か月かかることがわかり、年度内に納入できないことがわかった。よって、次年度使用額253,605円を用いて次年度において購入して実験するのが適切と判断した。 次年度使用額253,605円は全額SiC基板購入にあてる。
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Research Products
(1 results)