2013 Fiscal Year Research-status Report
有機TFTを利用した薄型大面積高精細光センサーの研究
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25610062
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Research Institution | High Energy Accelerator Research Organization |
Principal Investigator |
村上 武 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 加速器科学支援センター, シニアフェロー (40391742)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
熊木 大介 山形大学, 理工学研究科, 助教 (80597146)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 半導体 / 有機半導体 / 光検出器 / エレクトロニクス |
Research Abstract |
有機半導体薄膜トランジスタ(有機TFT)を製作するための治具は山形大学の指導のもとで、デザインして製作を依頼した。その治具をもとに、有機半導体薄膜トランジスタ(有機TFT)光検出増幅素子を共同研究の山形大学にて専用装置を使用して試作製作した。製作したデバイスはKEKで専用測定器にて各種特性を測定してデータ解析を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
デバイス製作に必要な治具(マスク、測定用クリップ)の製作が出来上がり、有機半導体薄膜トランジスタ(有機TFT)を製作し、その特性データを測定・評価することが出来た。デバイスは暗箱での測定と蛍光灯等の光を照射しての特性の変化を測定したところ、大きく変化し、有機半導体薄膜トランジスタ(有機TFT)が動作していることが確認できた。
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Strategy for Future Research Activity |
有機半導体薄膜トランジスタ(有機TFT)の光波長依存性の定量評価をする。そのための光量や波長を定量的に測定をするセットアップ(LEDが発光素子でフォトトランジスターが受光素子の組み合わせ)を製作し、それをもとにデバイスに移し替え光波長依存性の定量評価をする。フォトトランジスターが受光素子の時のデータとデバイスの時のデータを比べる。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
マスク作成が1回のみで年度終了した為、製作費が安価で終了した。 特性の測定データをもとに、数種類のパターンを計画中なので、マスクとクリップが製作費用として予定している。
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