2014 Fiscal Year Annual Research Report
膜作用物質の反応場となる膜タンパク質搭載非対称膜リポソームモデルの作製と機能
Project/Area Number |
25620138
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Research Institution | Kanagawa Academy of Science and Technology |
Principal Investigator |
神谷 厚輝 公益財団法人神奈川科学技術アカデミー, 人工細胞膜システムグループ, 研究員 (70612315)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | リポソーム / リン脂質非対称 / 膜タンパク質 / マイクロデバイス / 人工細胞モデル / 脂質-タンパク質相互作用 / フリッパーゼ |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度は、我々の作製したリン脂質非対称膜リポソームを用い、ペプチドをリン脂質非対称膜リポソームに添加するとリン脂質の分子運動(フリップ-フロップ)が促進されることが観察された。 今年度は、バキュロウイルス発現系により、リン脂質と相互作用する膜タンパク質(フリッパーゼ)を発現させ非対称膜リポソームへ再構成の条件検討及び機能観察を行った。この膜タンパク質存在下においてリン脂質の輸送能が共焦点レーザ顕微鏡にて観察された。細胞膜ではフリッパーゼは非対称膜維持に関与しているタンパク質であることから、フリッパーゼを再構成することにより非対称性を維持したリン脂質非対称膜リポソーム作製に成功した。
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[Book] Synthetic Biology2014
Author(s)
Toshihisa Osaki, Koki Kamiya, and Shoji Takeuchi
Total Pages
374(275-291)
Publisher
Royal Society of Chemistry
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