2014 Fiscal Year Annual Research Report
ミクロ組織発展とマクロ力学特性の動的再結晶マルチスケールモデルの構築
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25630011
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| Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
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Principal Investigator |
高木 知弘 京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 准教授 (50294260)
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| Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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| Keywords | フェーズフィールド法 / マルチスケールモデル / 動的再結晶 / 熱間加工 / 有限要素法 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度に構築した，マルチフェーズフィールド法を用いた動的再結晶モデル（MPF-DRXモデル）と熱間加工の大変形弾塑性有限要素法を連成させた熱間加工マルチスケールモデル（MPFFE-DRXモデル）の高精度化を目指し，加工発熱を考慮した非等温度場へ拡張した．また，熱間加工後の冷却過程における組織変化の評価も可能とした．実験結果との比較による妥当性の検証等は今後の課題として残っているが，本研究課題で予定していたMPFFE-DRXモデルの構築は概ね完了した．これにより，熱間加工におけるマクロな塑性加工と場所によって異なるミクロ組織変化を同時に予測可能とした．また，相変態と動的再結晶の両方を生じる鉄鋼材料の熱間加工にMPF-DRXモデルを適用し，ミクロ組織発展とマクロ力学挙動の同時シミュレーションに成功した．加えて，動的再結晶過程の自発的核生成を表現可能な，マルチフェーズフィールド法と結晶塑性有限要素法を連成させた，マルチフェーズフィールド結晶塑性有限要素モデルの構築を進めた．2次元2すべり系といった限定的な条件下ではあるが，大変形を考慮した変形と粒成長の同時評価を行うことで，粒界バルジングによる自発的核生成と再結晶粒の成長による材料の軟化挙動を表現することに成功し，モデルの構築は概ね完了した．以上の成果は複数の学会で発表された．また，論文の執筆を行った．まだ論文にしていない幾つかの成果については今後論文執筆を進める予定である．
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Research Products
(12 results)
