2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
25630096
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Research Institution | Shibaura Institute of Technology |
Principal Investigator |
松日楽 信人 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (20393902)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前田 真吾 芝浦工業大学, 工学部, 准教授 (40424808)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | エラストマーアクチュエータ / ソフトアクチュエータ |
Outline of Annual Research Achievements |
初年度は、バンド型アクチュエータを設計するために繊維構造を有する誘電エラストマーアクチュエータを試作した。線維構造を有するため一方向にのみ変形させることで大きく変形することが可能であると考えた。柔軟な電極構造として、アクリル系のポリマーとカーボンブラックの混合電極を採用した。比較的安定した応答を見せたが、ファイバーの設置に関する歩留りが悪いことが問題となった。 次年度には、柔軟電極としてカーボンナノチューブ(CNT)とカーボンブラック(CB)の粉末を溶媒なしで単純に混合するだけ非常に大きな変位を得られることが分かった。これは、電極自身が段変形可能な構造であるためであると考えられる。したがって、バンド型アクチュエータ設計のための柔軟電極に関する基礎的な検討を行った。 CNTとCBの混合電極が大変形するため、今後、マルチレイヤー化することで発生力の向上が可能である。発生力を高めることは求められる大きな要求の1つである。さらにアクチュエータの適用範囲を拡大するが可能となれば、バンド型だけでなく膨張・収縮型のアクチュエータなど様々な変形が可能なアクチュエータとなると考えられる。
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Research Products
(3 results)