2014 Fiscal Year Research-status Report
回折限界を打破する偏光ホログラムメモリシステムの研究開発
| Project/Area Number |
25630145
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| Research Institution | Shizuoka University |
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Principal Investigator |
渡邊 実 静岡大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (30325576)
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| Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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| Keywords | ホログラムメモリ / DLP |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)とレーザアレイのハイブリッド構造を採り、インターリブ方式を用いることで超高速な読み出しが可能な非回転式のホログラムストレージシステムを開発している。今年度、シミュレーションベースでフォトダイオードセル、偏光角検出回路の動作評価を実施し、また、このフォトダイオードセルや偏光角検出回路の評価を反映させつつ、8 万ピクセルの偏光角検出フォトダイオードアレイのチップを設計した。２７年度にはこのチップを試作し、ホログラムストレージシステムを実現、そして総合評価試験を行う予定である。また、今年度、ホログラムメモリの書き込みばらつきに対する耐性も評価した。ホログラムメモリは書き込み条件に敏感であり、この書き込み条件の違いによるばらつきが大きい。本研究ではホログラムストレージシステム内で生じるばらつきに対して補正ができるように解析を実施した。加えて、ホログラムの記録後の劣化や欠損に対しても補正に向けた評価を実施した。この結果、劣化等が生じたときに、ホログラムからの回折光の輝度値は低下するものの、コントラスト比は大きく低下せず維持され、正常に値の読み出しが可能であることを試験的に確認した。結果、ホログラムストレージシステムのレーザアレイのパワーにある程度余裕を持たせておくだけで、劣化したホログラムメモリであっても、値を正確に読み出せることを示せた。このホログラムメモリの劣化への評価も最終年度に実機にて行なう。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究項目にあげているホログラムシステムの光学部の開発、VLSI部の開発共に計画通り進めている。
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| Strategy for Future Research Activity |
当初の計画通り、研究を遂行していく。
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Research Products
(24 results)
