2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
25650029
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
大戸 梅治 東京大学, 薬学研究科(研究院), 講師 (90451856)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 芳香族炭化水素受容体 / ダイオキシン |
Outline of Annual Research Achievements |
環境中に広く存在するダイオキシンなどの芳香族炭化水素は,生体中ではAryl hydrocarbon receptor (AhR)(ダイオキシン受容体)により認識されている。AhRは転写調節因子であり,ダイオキシンに応答して薬物代謝酵素の誘導を促進させる。本申請課題では,AhRによるダイオキシンの認識と転写活性化機構をX線結晶構造解析により原子分解能で明らかにする。AhRは,発がんや催奇形性,自己免疫疾患,メタボリックシンドロームなど種々の病態に関与しており,これらの治療薬のターゲットとなることが期待されており,本研究はその構造基盤を与えるものである。本申請課題では,AhRによるダイオキシン認識と転写活性化の中核であるAhR(リガンド)/ARNTヘテロ2量体とDNA(XRE配列)の4者複合体の構造解析を目指す。これより,AhRによるリガンドの認識,AhRとARNTとの相互作用,AhR/ARNTによるDNA認識機構を原子レベルで明らかにする。本年度は、前年度に引き続きAHRとARNTの発現の発現領域を検討した。また複数の種由来のAhRとARNTの発現を試みた。また、発現させた複合体を高純度に精製する方法を検討し、現在結晶化スクリーニングを行っている。
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Research Products
(9 results)
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[Journal Article] Determinants of activity at human Toll-like receptors 7 and 8: quantitative structure-activity relationship (QSAR) of diverse heterocyclic scaffolds.2014
Author(s)
Yoo E, Salunke DB, Sil D, Guo X, Salyer AC, Hermanson AR, Kumar M, Malladi SS, Balakrishna R, Thompson WH, Tanji H, Ohto U, Shimizu T, David SA.
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Journal Title
J Med Chem.
Volume: 57
Pages: 7955-7970
DOI
Peer Reviewed / Acknowledgement Compliant
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