2015 Fiscal Year Annual Research Report
「光らない」ホタルーなぜ弱く光るのか?おしりに目はあるのか?
Project/Area Number |
25650142
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
大場 裕一 名古屋大学, 生命農学研究科, 助教 (40332704)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青木 摂之 名古屋大学, 情報科学研究科, 准教授 (30283469)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 生物発光 / ホタル / 光受容 |
Outline of Annual Research Achievements |
成虫になると発光しないオバボタル(Lucidina biplagiata)とノハラボタル(Pyropyga sp.)を用いて、尾端に光受容能があるかどうかを調べていたが、長波長オプシンと紫外線オプシンの発現は共に検出することはできなかった。おそらく遺伝子発現量が極めて低いか、ある特定の時期にしか発現しないため検出できなかった可能性がある。 とくに、ノハラボタルに関しては、大雨のため生息地が浸水破壊され、予測外にサンプル入手が難しくなってしまったため十分に研究を進めることができなかった。 しかし、ヘイケボタルを用いた網羅的解析により、思いがけず光受容と関係がありそうなオプシン関連遺伝子が発光器で特異的に発現している可能性が得られた。
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