2014 Fiscal Year Annual Research Report
時間的特性に着目した食事と体脂肪および脂質代謝の関係の評価
Project/Area Number |
25650156
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
中村 晴信 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (10322140)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
甲田 勝康 近畿大学, 医学部, 准教授 (60273182)
藤田 裕規 近畿大学, 医学部, 講師 (10330797)
古谷 真樹 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 講師 (10725998)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 体組成 / 生活リズム / 生活習慣 / 脂質 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、兵庫県淡路市、静岡県浜松市、福島県喜多方市で展開している小児を対象として体組成研究の一部として実施されている。本研究の目的は、成長における体脂肪に及ぼす食事の影響を時間的特性から解明することである。人工環境下では、人工照明により24時間活動することが可能であるが、従来研究では、ライフスタイルにおける時間的特性には焦点があてられておらず、体組成との関連性も検討されておらず、さらには小・中学生を対象にした正確な体組成測定もなされていないのが現状である。従って、本研究では、小・中学生を対象として①二重エネルギーエックス線吸収測定法により体組成を正確に測定し、②時間的特性を考慮した食習慣調査を実施し、成長期における体組成に及ぼす食事の影響について、時間的特性から解明することである。尚、本研究の開始にあたり、神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究倫理審査委員会から承認を得て研究を開始した。 本年度は兵庫県淡路市の小・中学生を約400名を対象として、身長・体重・腹囲の身体測定、血圧測定、および二重エネルギーエックス線吸収測定法による体組成測定を実施するとともに、就寝時刻や起床時刻など、生活リズムに関する生活習慣を中心とした生活習慣調査を実施した。男子においては、小学生で骨量および筋肉量と睡眠時間との間に負の相関関係が、中学生で骨量と筋肉量と就寝時刻との間に正の相関が得られた。女子においては、小学生で筋肉量と睡眠時間との間に負の相関が、中学生で就寝時刻と体重・BMI・骨量・腹囲と正の相関が、起床時刻と身長・体重・骨量・腹囲との間に正の相関が得られた。上記のように男子と女子の間には、有意な相関関係がみられた項目の種類や数に違いが見られた。この理由は明らかではないが、男女間の成長期の違いや、生活習慣の違い等が関係している可能性も考えられた。
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Research Products
(3 results)
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[Journal Article] HDL subclasses are heterogeneous in their associations with body fat, as measured by dual-energy X-ray absorptiometry: the Kitakata Kids Health Study2015
Author(s)
Kouda K, Nakamura H, Fujita Y, Hamada M, Kajita E, Nakatani Y, Sato Y, Uenishi K, Iki M
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Journal Title
Clinica Chimica Acta 444:101–105, 2015
Volume: 444
Pages: 101-105
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Acknowledgement Compliant
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