2014 Fiscal Year Annual Research Report
木くずを固めて巣を作るスズメバチに学ぶ天然系構造用接着剤の開発
Project/Area Number |
25660143
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Research Institution | Forestry and Forest Products Research Institute |
Principal Investigator |
塔村 真一郎 独立行政法人森林総合研究所, 複合材料研究領域, 領域長 (70353779)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
亀田 恒徳 独立行政法人農業生物資源研究所, 新機能材料素材研究開発ユニット, ユニット長 (70334042)
宮本 康太 独立行政法人森林総合研究所, 複合材料研究領域, 主任研究員 (70353878)
松原 恵理 独立行政法人森林総合研究所, 複合材料研究領域, 主任研究員 (20467898)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 接着剤 / スズメバチ / 巣 |
Outline of Annual Research Achievements |
スズメバチは木くずを唾液で固めて巣を作ることから、本研究ではこの巣に使われるスズメバチの唾液が木くずの接着剤として機能することに着目し、唾液中に含まれる有効成分を単離・同定することで、天然系の構造用木材接着剤を開発することを目的とする。 入手できた10個以上のキイロスズメバチ等の巣を解体して内部構造を調べたところ、巣は多層構造となっており、各巣盤をつなぐ支柱は長さがどれも約20~25mmとほぼ一定であること、また直下の巣盤の面積や重さに応じた支柱の径や本数で構成されていることがわかった。またキイロスズメバチおよびコガタスズメバチの成虫の唾液腺および巣から抽出した成分の単離・同定を試み、それらの接着性能について検討した。
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