2013 Fiscal Year Research-status Report
発電機内蔵・高精度ジャイロスコープ搭載ロガーの開発と魚類の摂餌生態解明への応用
Project/Area Number |
25660156
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
荒井 修亮 京都大学, フィールド科学教育研究センター, 教授 (20252497)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | バイオロギング / 振動発電 / ジャイロスコープ |
Research Abstract |
海洋生物を自然環境下において長期間にわたって「いつ」、「どこで」、「どのように」摂餌するかを計測することは重要な課題である。直接観察することが困難な、野外における海洋生物の行動を直接計測する手法としてバイオロギングがある。近年、加速度センサを搭載したロガーにより遊泳・休息などの行動計測が可能になった。しかし従来の加速度ロガーでは、回転運動などを伴う摂餌行動を直接計測することが困難である。また従来のロガーでは、計測時間がせいぜい5日程度と限られ、生態的に十分な情報を得ることができない。 充電装置を搭載しかつ、ジャイロスコープ・加速度・地磁気・深度・速度・温度センサ搭載したロガーの設計を行うとともに、振動発電の性能確認のための実験装置を製作した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
振動発電装置には様々なタイプがあり、それぞれ一長一短であったため、どの装置を導入するかについて、開発メーカとの検討に時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
振動発電装置の性能を確認する実験装置は完成しており、これを用いて実際の使用現場においてどの程度の性能が発揮できるかの実験を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
年度末に研究打合せを行う予定であったが、先方との都合が合う日程がなく、打合せを行うことが出来なかった。そのため、それに要する旅費を使用することが出来なかったため。 年度末に行う予定の研究打合せを行う。このための旅費として使用する予定。
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