2013 Fiscal Year Research-status Report
不明熱症例に対する全国の多施設共同による症例登録研究
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25670359
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
内藤 俊夫 順天堂大学, 医学部, 准教授 (10365570)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
千田 彰一 香川大学, 医学部附属病院, 教授 (30145049)
大塚 文男 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (40362967)
浮村 聡 大阪医科大学, 医学部, 教授 (50257862)
森田 浩之 岐阜大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (90252147)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 不明熱 / 多施設共同研究 / プロカルシトニン / PET |
Research Abstract |
全国の16施設において2011年1月~12月に「古典的不明熱(腋窩体温38.0℃以上の発熱を3週間以上の期間に2回以上認め、かつ、3回の外来受診または3日間の入院検査で原因不明)」と診断された18歳以上の患者を対象とし、対象患者のデータを共通の症例報告票に記載し、FAXを用いて集計した。 計121例の不明熱患者が登録され、患者年齢の中央値は59歳(19-94歳)であった。原因疾患は、感染症28名(23.1%)、非感染性炎症性疾患37名(30.6%)、悪性腫瘍13名(10.7%)、その他15名(12.4%)、原因不明28名(23.1%)の結果となった。「その他」には薬剤熱などが含まれた。発熱から各施設を受診するまでの日数の中央値は28日であり、診断までに最も日数を要したのは家族性地中海熱の症例であった。血液培養の施行率は86.8%、血中プロカルシトニン値測定の実施率は43.8%、Positron Emission Tomography (PET)の施行率は29.8%であった。 CT検査の普及により、深部膿瘍や固型癌が不明熱の原因となることが著しく減少している。高齢化の影響もあり、リウマチ性多発筋痛症が9例で最多であった。原因不明は約2割であり比較的少なかったが、後ろ向き研究のためのバイアスかもしれない。4名がHIV/AIDSによる不明熱を呈しており、日本でも不明熱の原因として重要になっている。 本研究により不明熱の鑑別において重視すべき疾患が明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
基礎となる不明熱患者の後ろ向き多施設共同臨床試験の解析は終了し、英文学術誌に掲載された。また、検査の有用性の分析として「炎症マーカーと不明熱の関係」の論文を作成中である。 これらのデータをもとに、現在前向き研究における収集データの選択を行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
上記研究の結果を基に、登録すべきデータの最終確認を行い、2014年7月より多施設前向きデータ収集を開始する予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
2013年度は主にインターンネットを用いる打ち合わせが行われた。 2014年度に海外学会での発表を予定している。 また、2014年7月のデータ収集開始前に、研究分担者とのミーティングを行う。 データ解析に伴う人件費や、文書校正費が2014年度に使用される予定である。
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Research Products
(2 results)
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[Journal Article] Diagnostic workup for fever of unknown origin: a multicenter collaborative retrospective study2013
Author(s)
Naito T, Mizooka M, Mitsumoto F, Kanazawa K, Torikai K, Ohno S, Morita H, Ukimura A, Mishima N, Otsuka F, Ohyama Y, Nara N, Murakami K, Mashiba K, Akazawa K, Yamamoto K, Senda S, Yamanouchi M, Tazuma S, Hayashi J.
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Journal Title
BMJ Open
Volume: 3(12)
Pages: e003971
DOI
Peer Reviewed
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[Presentation] A joint, multi-institution retrospective study, conducted via the Japanese Society of Hospital General Medicine, on causative diseases and diagnostic methods for Fevers of Unknown Origin (FUO)2013
Author(s)
Naito T, Mitsumoto F, Morita H, Mizooka M, Oono S, Ukimura A, Torikai K,Kanazawa K, Yamanouchi M, Tazuma S, Hayashi J
Organizer
Annual Meeting of Society of General Internal Medicine
Place of Presentation
Denver, USA
Year and Date
20130424-20130427