2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
25670360
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
厚沢 季美江 藤田保健衛生大学, 医学部, 助教 (60387727)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
臼田 信光 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (30135123)
深澤 元晶 藤田保健衛生大学, 医学部, 助教 (70387728)
森山 陽介 藤田保健衛生大学, 医学部, 助教 (00452532)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 東洋医学 / 施灸 / ドパミン分泌 / パーキンソン病 |
Research Abstract |
パーキンソン病は原因不明の難治性神経疾患であり、ドパミン補充療法が成功してきた。一方、運動以外の症状やドパミン補充療法の副作用に対しては必ずしも十分に対処できていない。そこで、補完代替医療の一方法として施灸を用いる可能性を動物実験により探った。正常および薬剤で作製したパーキンソン病モデル動物について、施灸が脳におけるドパミン分泌にどのような影響を与えるかを示す。モデル動物の運動症状と非運動症状に与える影響と黒質のドパミン神経細胞の機能に与える影響の判定を試みる。 パーキンソン病のモデル動物としては神経毒6-OHDAあるいはレセルピンにより作製した。6-OHDAはラットの線条体に定位脳手術により片方の中前脳側に直接注入する。レセルピンはラットに腹腔注射する。灸による運動量(運動活性)増加作用と非運動症状の変化を観察する。ドパミン分泌の判定にはマイクロダイアリシス法を行うとともにPET(ポジトロン断層法)を試みる。運動症状の把握のために、行動計測装置またはビデオ撮影による自動測定を行った。非運動症状の把握のために、オープンフィールドテスト、強制水泳テスト、カタレプシーテストを行い、動物のうつ状態の指標とした。神経細胞の機能の評価は、免疫染色(ドパミン合成酵素TH・early immediate gene c-fos・細胞死マーカー)によった。
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Research Products
(5 results)