2014 Fiscal Year Annual Research Report
megalin依存性及び非依存性経路による腎蛋白再吸収機構の意義の解明
Project/Area Number |
25670409
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
森 潔 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (60343232)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 糖尿病性腎症 / アルブミン尿 / ストレプトゾトシン / 再吸収 / メガリン |
Outline of Annual Research Achievements |
アルブミン尿(Alb尿)は糖尿病性腎症の重要なマーカーであるが、正常糸球体でのAlb濾過量や糖尿病性腎症早期(正常~微量Alb尿期)の変化については未知である。我々は薬剤誘導性に成獣マウスの腎皮質近位尿細管の蛋白再吸収のみをほぼ完全に欠失させることが可能なMegalin(lox/lox);Ndrg1-CreERT2マウスを交配・作出した。このマウスでは尿Alb排泄量(糸球体Alb濾過量を反映)が対照と比較し著明に増加し、多量のAlbが正常糸球体を通過することが示された。さらに、尿中Alb排泄量はSTZ投与により有意に増加し、インスリン投与により基礎値に復した。以上より、糖尿病性腎症では微量Alb尿期から糸球体Alb濾過量が増大することが確認され、早期からの厳格な血糖コントロールやRA系阻害薬を用いた治療の重要性が裏付けられた。
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Research Products
(4 results)
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[Presentation] 糖尿病性腎症の微量アルブミン尿期に糸球体濾過されるアルブミンの増加は微量ではない2015
Author(s)
森慶太, 森潔, 笠原正登, 横井秀基, 桑原孝成, 今牧博貴, 石井輝, 戸田尚宏, 中尾一和, 柳田素子, 向山政志
Organizer
日本糖尿病学会
Place of Presentation
下関
Year and Date
2015-05-21 – 2015-05-24
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[Presentation] 糸球体および近位尿細管に全く障害がないモデルにおける蛋白再吸収阻害の影響2014
Author(s)
森慶太, 森潔, 笠原正登, 横井秀基, 桑原孝成, 今牧博貴, 石井輝, 戸田尚宏, 中尾一和, 柳田素子, 向山政志
Organizer
日本腎臓学会
Place of Presentation
横浜
Year and Date
2014-07-04 – 2014-07-06
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