2013 Fiscal Year Research-status Report
The identification of biomarker for the circadian rhythm of clock gene of the bipolar disorder
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25670518
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
芳賀 俊明 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 研究員技術員 (80535625)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長田 賢一 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 准教授 (20233504)
貴家 康男 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (60308450)
中野 三穂 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教 (90621574)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | サーカディアンリズム |
Outline of Annual Research Achievements |
平成25年度は、マウスの中枢神経系である視床下部と末梢組織である唾液腺からtotal RNAを抽出し、時計遺伝子のmRNA発現量とサーカディアンリズムの変化をリアルタイムPCRを用いて解析を行い、またうつ病モデルマウスとして、3.5時間おきの明暗周期変更によるLight and Dark stressマウスを用いてmRNA発現量の変化を比較検討した。 今回調査した時計遺伝子はClock、Bmal1、Per1、Per2、Cry1、Cry2、Nr1d1である。視床下部、唾液腺とともに時計遺伝子は発現しており、なおかつ24時間周期のサーカディアンリズムを形成していることがわかった。このことにより、中枢神経系での時計遺伝子の変化が末梢組織での時計遺伝子の変化と同期しているなら、ヒトにおいて測定不可能である中枢神経の時計遺伝子の変化を末梢組織で調べることによって測定が可能となる。 うつ病モデルマウスであるLight and Dark stressマウスでの時計遺伝子のサーカディアンリズムの変化を検討した結果、視床下部ではRNA発現量に差がみられた。さらに末梢組織の唾液腺では、視床下部より有意に差をみることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今回は、マウスによる中枢神経系の視床下部と末梢組織の唾液腺で時計遺伝子のサーカディアンリズムの有無の確認、またうつ病モデルマウスでの時計遺伝子の変化を確認することができ、次のステップであるヒトでの時計遺伝子の測定を遂行することができるため、おおむね順調に進展していると言える。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進方策は、ヒトの唾液からRNAを抽出し、様々な時計遺伝子のmRNA発現量、サーカディアンリズムの変化を正常対照者、睡眠障害者間で比較検討し、睡眠と時計遺伝子のサーカディアンリズムの影響と作用機序を明らかにする。 双極性障害のバイオマーカーを特定するため、双極性障害症例に対して、治療を非定型抗精神病薬(オランザピン、エビリファイ)か対照群の3群に分けて行い、睡眠障害の程度、日中の行動解析、気分の変動、躁病エピソード(YMRS:Young Mania Rating Scale評価)の変化で評価し、抑うつ状態の変化を、HAMD-17の合計点で評価し、ヒト唾液での時計遺伝子のmRNA発現量、サーカディアンリズムの変化と比較検討する。また大うつ病症例で同様の比較をし、双極性障害と比較する。
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Research Products
(1 results)