2013 Fiscal Year Research-status Report
Cu-ATSMを用いた血管内皮前駆細胞の生体内追跡とグリオーマ新生血管抑制療法
Project/Area Number |
25670621
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
|
Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
菊田 健一郎 福井大学, 医学部, 教授 (90332725)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | 脳腫瘍 / グリオーマ / 血管内皮前駆細胞 |
Research Abstract |
10-11週齢の雌Splague-DawleyラットをJapan SLCから購入し、1週間の安静を経て使用する。イソフルレンにより全身麻酔を施行し、ステレオ装置にて外側線条体にラットC6グリオーマ細胞(1x107個)を移植し、腫瘍モデルを作成した。本年度は40匹のラットを用いて脳腫瘍モデルを作成したが初期は生着が認められず、生着しても増大が起こらずモデル作成に難航した。 継代を繰り返したC6グリオーマを使用したためと考え、新たにC6グリオーマ細胞を購入し大量培養することで問題点を解消した。 次にEPCの培養を行った。10-11週齢の雄Splague-Dawleyラットに全身麻酔をイソフルレンで行い、大腿骨を外科的に露出、骨髄穿刺しPBS(-)により洗浄吸引することにより骨髄細胞を採取する。Ficoil-Paqueを用いた遠心分離により顆粒球分画を抽出し、血管内皮栄養因子(VEGF)存在下にEBM-2培地を用いてにフィブロネクチンでコーティングしたシャーレ上で2週間培養した。これにより大量のBM-EPCを得ることができた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
脳腫瘍モデルの作成までは成功した。Cu-ATSMの入手に困難がありEPCへの取り込み実験は初年度行われていない。
|
Strategy for Future Research Activity |
EPCに対するCu-ATSMの取り込みおよび効果を検討する。
|