2013 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
25670650
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
尾崎 敏文 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (40294459)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉原 進介 独立行政法人国立病院機構四国がんセンター(臨床研究センター), その他部局等, 研究員 (60314671)
武田 健 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (70614923)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 骨肉腫 / SILAC / 薬剤耐性 |
Research Abstract |
本研究では、新しいタンパク質分析法である SILAC(Stable isotope labeling using amino acids in cell culture)法を用いて薬剤耐性細胞株に おけるタンパク質発現を網羅的定量解析し、リアルタイムに発現タンパク質の変動を検出することを目的とする。 今年度は骨肉腫細胞株(Saos-2, HOS, U2OS, MG-63)培養液に各種抗がん剤(アドリアマイシン、シスプラチン、メトトレキサート、イホスファミド)を添加し細胞を薬剤に馴化させて、継代培養を行い、薬剤耐性細胞株を作製した。薬剤耐性の評価には、MTT assayを行い、生存曲線及び50%増殖抑制濃度(IC50値)を求めた。 各細胞株ごとにシスプラチン耐性株では1μM以上、メトトレキサート耐性株では100nM以上、イホスファミド耐性株10μM以上のIC50を示し、各抗がん剤に耐性の細胞株を得た。これらの薬剤耐性細胞株と親株を用いてSILAC用培養液で継代培養を行っている。 今後SILAC法を用いて薬剤耐性細胞株におけるタンパク質発現を網羅的定量解析し、リアルタイムに発現タンパク質の変動を検出する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
骨肉腫細胞株4種にシスプラチン、メソトレキセート、イホスファミドを添加し細胞を薬剤に馴化させて、薬剤耐性細胞株を作製できた。しかしアドリアマイシン耐性株については作成中であり、薬剤ごとのタンパク質発現量について順に解析の予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
作製した薬剤耐性株と非耐性株を用いて、抗腫瘍薬剤の有無、それぞれの培養液中に放射線同位元素をラベルしたアミノ酸を数種添加して、抗腫瘍薬に対して合成が増している蛋白をLC-MSで検出する。細胞ライセート中の全ての蛋白質の検出を行う。タンパク質発現量について,Heavy/Light 比が大きい(Heavy細胞で発現増加している)タンパク質について the International Protein Index database (IPI : Human, V3.18) を用い SEQUEST program で同定する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
今年度研究交流のための学会出張に参加しなかったため 次年度は、本研究に関連した学会に参加予定である
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Research Products
(1 results)