2014 Fiscal Year Annual Research Report
予防、治療を目指したヒト疾患特異的iPS細胞を用いた骨系統疾患解析に関する研究
Project/Area Number |
25670856
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
別所 和久 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90229138)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小山 典昭 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (30599931)
中尾 一祐 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40599932)
高橋 克 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (90314202)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | (1) 疾患特異的iPS細胞 / (2) GNAS遺伝子変異 / (3) 線維性異形成症 |
Outline of Annual Research Achievements |
FD病変部位において、GNAS遺伝子変異のある変異細胞とない健常な細胞とがモザイク状態で分布していると報告されているため1人目の患者さんにおいて、手術検体の病理組織切片の病変部から抽出したgenomic DNAにおいて201番目のArgの遺伝子変異の有無を確認した。ダイレクトシークエンスにて201番目のArgの遺伝子変異の確認することができた。そこでCiRA(京都大学iPS細胞研究所)においてレトロウイルスベクターを用いて4遺伝子(Oct 3/4、Sox2、klf4、c-Myc)を導入することによりiPS細胞の作製を試みた。12クローンのiPS細胞を作製し、病変採取部位から樹立したiPS細胞よりgenomic DNAを抽出し、ダイレクトシークエンスにて201番目のArgの遺伝子変異の有無を確認した。12クローンすべてが正常型で、変異型のiPS細胞は認めなかった。そこで、2人目の患者さんからは樹立するiPS細胞クローンの数を増やすこととし、61クローンのiPS細胞を樹立した。同様に変異の有無を確認したが、201番目のArgの遺伝子変異を有するiPS細胞株を得ることはできなかった。3人目の患者さんにおいては、手術検体及び手術検体より得られたiPS細胞作製するための培養細胞から抽出したgenomic DNAにおいて201番目のArgの遺伝子変異の有無を確認したが、確認できなかったためiPS化をしなかった。 4、5人目の患者さんにおいて、3人目の患者さんと同様に手術検体及び手術検体より得られたiPS細胞を作製するための培養細胞から抽出したgenomic DNAにおいて201番目のArgの遺伝子変異の有無を確認し、確認できたため、よりiPS化されやすいエピソーマルベクターを用いて6遺伝子(Oct 3/4、Sox2、klf4、L-Myc、LIN28、p53-shRNA)を用いてiPS細胞の作製を試み検討を行っているところだ。
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Research Products
(10 results)
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[Journal Article] Tooth Loss and Atherosclerosis: The Nagahama Study2015
Author(s)
13.Keita Asai, Masashi Yamori, Toru Yamazaki, Ikuko Nakano-Araki, Akihiko Yamaguchi, Katsu Takahashi, Akihiro Sekine, Fumihiko Matsuda, Shinji Kosugi, Takeo Nakayama, Kazuhisa Bessho
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Journal Title
Journal of Dental Research
Volume: 94
Pages: 52S-58S
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] Prospective signs of cleidocranial dysplasia in Cebpb deficiency.2014
Author(s)
6.Boyen Huang, Katsu Takahashi, Ernest Jennings, Pongthorn Pumtang-on, Honoka Kiso, Yumiko Togo, Kazuyuki Saito, Manabu Sugai, Shizuo Akira, Akira Shimizu, Kazuhisa Bessho
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Journal Title
Journal of Biomedical Science
Volume: 21
Pages: 44
DOI
Open Access
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[Journal Article] Interactions between BMP-7 and USAG-1 (Uterine Sensitization-Associated Gene-1) Regulate Supernumerary Organ Formations2014
Author(s)
10.Honoka Kiso, Katsu Takahashi, Kazuyuki Saito, Yumiko Togo, Hiroko Tsukamoto, Boyen Huang, Manabu Sugai, Akira Shimizu, Yasuhiko Tabata, Aris N Economides, Harold C Slavkin, Kazuhisa Bessho
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Journal Title
PLoS ONE
Volume: 9
Pages: e96938
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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