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2013 Fiscal Year Research-status Report

3次元リアルタイム培養システムによる歯周病とNASH関連機序のイメージング解析

Research Project

Project/Area Number 25670895
Research Category

Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research

Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

齋藤 俊行  長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (10170515)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 古堅 麗子  長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (90253674)
林田 秀明  長崎大学, 大学病院, 講師 (20238140)
Project Period (FY) 2013-04-01 – 2015-03-31
Keywords歯周病 / アディポカイン / NASH
Research Abstract

我々はすでにヒト肝細胞株であるHepG2細胞に歯周病原菌由来LPSを加えることで、各種接着因子やサイトカインを産生することを確認している。NASHへの病態は、まず脂肪肝が発生し、さらにエンドトキシンやサイトカイン、アディポカイン刺激によりNASHに進行し、さらに血管異常が積み重なることにより肝硬変、肝癌へ進行するといわれている。(Two hit story)本研究では2nd hitに関わる因子としての歯周病による影響を詳細に解析することを目的とする。NASHの発症や病態の進行において、肥満と関連が深く歯周病によりその産生が確認されているTNF-αは炎症による肝障害やインスリン抵抗性の発現に重要であり、TGF-βは肝線維化に深く関与している。これら炎症性サイトカインに加え、本研究ではまたアディポカインの1つで炎症と関連が示唆されており、我々が研究をすすめているレジスチンがどのように関わるのか、NASHや血栓形成に与える影響を動態的に明らかにする。現在NASHの診断は、肝生検で最終診断を下しているのが現状であるが、病因における鍵となる因子を明らかにすることで、血液や唾液を利用した簡便なNASHマーカー因子の発見につながる可能性もある。本研究では、肝細胞株に歯周病および大腸菌由来LPSを添加することにより、濃度依存的にMMP-9およびTGF-βを産生することを確認した。現在、3D培養の条件を整えており、共培養を開始する予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

共培養モデルについては、様々な細胞で条件を整えており、その上清および細胞における各種サイトカイン、アディポカイン産生についての解析を進めている。

Strategy for Future Research Activity

リアルタイム培養細胞観察システム(長崎大学共同施設)での、経時的なチューブ形成観察の準備をすすめる必要がある。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

かなり高額である血管内皮細胞チューブ形成アッセイシステム(angiogenesis)の購入が次年度に必要となったため。
血栓形成モデルの作成
血管内皮細胞チューブ形成アッセイシステム(angiogenesis)を用い、人工膜マトリックス上をコーティングしたプレートに血管内皮細胞(HUVEC)を加え、歯周病原菌由来LPS刺激下で培養し、リアルタイム培養細胞観察システム(長崎大学共同施設)で、経時的なチューブ形成について観察する。

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Published: 2015-05-28  

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