2014 Fiscal Year Research-status Report
クラウド環境活用によるフィジカルアセスメント実践力支援システムの開発実証研究
Project/Area Number |
25670908
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
山内 豊明 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20301830)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | フィジカルアセスメント / 看護アセスメント / 臨床判断 / 実践力育成支援システム / 聴診 / シミュレータ / 電子聴診器 |
Outline of Annual Research Achievements |
フィジカルアセスメント実践力育成支援ツールの開発とその検証を進めるために、認知認識を事実と照合していくインプットメソッ ドの開発を進めた。さらに認識すべきものをより正確にかつ有効にするために、インプットメソッドで捉えたものとアシスト機能で支 援する開発を進め、これらを統合するシステム構築の準備を進めている。 インプットメソッドの開発研究としては、聴診で用いる聴覚情報について、既存の電子聴診器による集音・録音機能を活用するとともに、ワイヤレス聴診器との連動を図り、モバイル型の情報端末への音データの登録集約についての技術的なブレークスルーを狙い、その開発改良を進めた。この研究段階では、電子聴診器やワイヤレス聴診器の連動開発に関しては機器そのものの開発を行った企業(米国3M)、ならびにより普及度と実用性を高めるために今後のさらなる改良に関わる企業(株式会社オムロン)とのコラボレーションが重要であり、両者との間で既に連携を形成しつつある。 認知アシスト機能の開発研究としては、インプットメソッドの開発に並行して、どのように音情報を捉えるべきかについて情報呈示することで聴診の能力向上を図ることを目指した。現実の聴診に際しては、シミュレータからの音情報と電子聴診器のより得られた実際の音とを任意に聞き比べながら聴診を進めることで、聴取した音についての認識の適切さに対するクリティカルシンキングを向上させることを可能にする方法論について検討し、聴診能力の育成を図る方略についての方向性が確認できた。さらなる研究進展のためには各種シミュレーション機器そのものの開発を行った企業(株式会社京都科学)とのコラボレーショも重要であり、そちらとも具体的な検討を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
フィジカルアセスメント実践力育成支援ツールの開発とその検証を進めるために、聴覚の認知認識を事実と照合していくインプットメソッドの開発、インプットメソッドで捉えたものとアシスト機能で支援する開発、これらを統合するシステム構築など、全般的におおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も当初の予定に大きな変更なく研究を進展させていきたい。
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Causes of Carryover |
クラウド環境やインプットメソッド等の動向調査を計画していたが、年度内に適切な機会がなかったために次年度に行うこととしたため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
クラウド環境やインプットメソッドならびにフィジカルアセスメント実践力支援装置を試作し、その有効性についてプレリミナリィに検討していく。
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Research Products
(43 results)
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[Presentation] 互尊2014
Author(s)
山内豊明
Organizer
第7回日本保健医療福祉連携教育学会学術集会
Place of Presentation
新潟市
Year and Date
2014-09-20 – 2014-09-21
Invited
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