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2013 Fiscal Year Research-status Report

入院中の統合失調症者のメタ認知の向上を目指した看護介入の効果

Research Project

Project/Area Number 25670988
Research Category

Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research

Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

森 千鶴  筑波大学, 医学医療系, 教授 (00239609)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2015-03-31
Keywords統合失調症者 / メタ認知 / 精神看護学
Research Abstract

成25年度は、統合失調症者のメタ認知機能を測定するSemerari(2009)らが測定したMetacognition Assessment Scale2009-R(以下、MAS-R)と評価マニュアルを日本語に翻訳し、日本語版の妥当性を確認すること、及び看護師が実施可能な統合失調症者のメタ認知機能を高める看護介入プログラムを作成することを目的とした。
調査項目及び評価マニュアルについて著者から許可を得、日本語に翻訳しバックトランスレーションを行った。調査項目については、メタ認知機能の測定に妥当であるかを確認する調査用紙を作成し、関東甲信地区にある精神科病院で協力を求めた。対象は修士課程を修了した精神科看護師50名であった。
評価項目の妥当性を質問紙で調査した結果、修士課程を修了した26名の看護師から回答を得た。評価カテゴリである「自分自身の心の理解」「他者の心の理解」「心理的制御の問題対処」の3つのカテゴリ及び20全ての調査項目について「妥当である」、「ほぼ妥当である」との回答を得た。同時に研究協力者の協力を得て、精神科の看護師が日常的な看護の中で実施可能なセルフモニタリングを通してメタ認知機能を高められるような介入プログラムを作成している。
【今後の予定】現在のところ対象者人数が少ないことから、再度調査を実施し、精度を高める予定である。また評価マニュアルについて専門看護師と話し合いを実施し、確認を行う。また作成中の介入プログラムを対象者に実施し、日本語版評価マニュアルを活用し、日本語版MAS-Rで評価を実施する予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

調査項目の妥当性について、回収できた調査票が少なかったために統計的に妥当であるとまでは言えない。もう少し対象者数を増やす必要がある。
その他、介入プログラムの作成などは概ね計画通りに進展している。

Strategy for Future Research Activity

1)調査用紙の妥当性の検討については、引き続き調査を行い、調査用紙を確定する。
2)介入用プログラムは、専門家に妥当性を確認する。
3)統合失調症者を対象にプログラムを実施し、評価用紙及び評価マニュアルを用いて評価を行う。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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