2014 Fiscal Year Annual Research Report
虚弱高齢者にも安全に行えるバランスゲイトトレーニングの開発-多施設共同研究-
Project/Area Number |
25671005
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Research Institution | Kyoto Tachibana University |
Principal Investigator |
村田 伸 京都橘大学, 健康科学部, 教授 (00389503)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村田 潤 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (00304428)
山崎 先也 富山大学, 医学薬学研究部, 教授 (20352354)
大山 美智江 福岡県立大学, 人間社会学部, 研究員 (40448816)
甲斐 義浩 京都橘大学, 健康科学部, 准教授 (90632852)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | バランスゲイト / 高齢者 / 足趾把持力 / 開眼片脚立位時間 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、平均年齢73±6歳の高齢者184名(男性43名、女性141名)を対象に研究を実施できた。測定は、バランスゲイト所要時間の他、握力、大腿四頭筋筋力、足趾把持力、30秒間椅子立ち上がりテスト(30-second chair-stand test:CS-30)、開眼片脚立位時間、Timed Up and Go test (TUG)、老研式活動能力指標、Mini-Mental State Examination(MMSE)を実施した。単相関分析の結果、バランスゲイト所要時間と有意な関連が認められた項目は、男性で握力、大腿四頭筋筋力、足趾把持力、開眼片脚立位時間であり、女性で足趾把持力と開眼片脚立位時間であった。さらに、ステップワイズ重回帰分析により、独立して関係が認められたのは、男女ともに足趾把持力と開眼片脚立位時間であった。このことから、バランスゲイトはヒトのバランス能力を良く反映する歩行評価であることが示唆された。ただし、3週間のトレーニングによって著明な身体機能の向上は認められなかった。
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Research Products
(3 results)