2017 Fiscal Year Annual Research Report
Psychological investigation on animacy perception
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25700013
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Research Institution | Chukyo University |
Principal Investigator |
高橋 康介 中京大学, 心理学部, 准教授 (80606682)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 認知科学 / 認知心理学 / 生き物らしさ / アニマシー |
Outline of Annual Research Achievements |
1年間の延長期間として研究成果の取りまとめ及び実験研究の実施をすすめた。【A】知的・情的生き物らしさのマッピングについては、2017年9月に行われた認知科学会でオーガナイズドセッション(「過剰に意味を創り出す認知:ホモ・クオリタスとしての人間理解へ向けて」)を開催した。2件の招待講演と3件の一般講演をオーガナイズし、生き物らしさ認知研究から得られた知見の報告とその発展についての提案を行った。本セッションの講演が学会優秀発表賞を受賞するなど、好評を博した。本研究の成果として「生き物らしさ認知」という枠組みで研究期間中に得られた知見をまとめた書籍の執筆をすすめた。またヘビの気持ち悪さの研究など、新たなトピックも取り扱った。【B】の行動変容については、食品認知におけるアニマシー研究を論文として出版した。視覚探索研究やその他の行動変容実験、パレイドリア現象を取り入れて各種性格指標や生き物らしさ感受性との相関を検討した個人差相関研究については、追加実験及び論文化を継続中である。【C】の工学応用については、VR技術に焦点を当てて、HMDを利用したVR空間内での認知に関する基礎的な研究を実施した。今後の研究の展開の基礎となる知見が得られている。【D】の神経基盤の検討については、SSVEP(定常状態視覚誘発電位)を用いて生き物らしさに応答する脳活動を検出することを目指したが、実現に至らなかった。神経基盤研究は今後の課題として最後まで残った。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)