2014 Fiscal Year Annual Research Report
ブタクサ花粉アレルギーモデルを用いたHLA機能制御分子の探索
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25713058
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
河越 龍方 横浜市立大学, 医学部, 助教 (20564800)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | アレルギー |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題はHLA機能を制御できる新規薬物の開発を目的としている。ブタクサ花粉アレルギーをモデルとして、HLA機能を抑制できる低分子化合物を、新規スクリーニング法にて探索している。研究の土台となる新規化合物の探索を完遂することができた(1時スクリーニング)。in silico drug discovery法にて、市販されている約500 万化合物から、HLA結合化合物を抽出した。PDB code:2NNAの構造を採用して、対象HLAとアミノ酸相同性の高いHLAのX線構造の探索を行った。続いて低分子結合部位の予測を行い、結合予測部位に結合する低分子のin silico探索を行った。HLA-DQ8およびHLA-DQ6に関して、結合性の高い化合物を市販化合物データベースにある約600万化合物から絞り込みを行い、そこから更に、相互作用エネルギーをドッキングソフトウェアASEDockにて求めた。親和性の高い化合物が各HLAともに49種類ずつ判明した。今後生体内で実際にHLA機能抑制能を示すかどうかHLA-DQ6およびHLA-DQ8トランスジェニックマウスを用いてスクリーニングをしていく(2次スクリーニング)。 現在、新規HLAクラスⅡトランスジェニックマウスの作製に手間取っており、研究に遅れが出ている。速やかに新規HLA-DQ6およびHLA-DQ8トランスジェニックマウスを作製していく。現在これらのコンストラクトを作製しており、速やかに当研究室にて受精卵前核に顕微授精を行っていく。この作業には精通しており、業務委託がいらない為、新規に多くの研究費を費やす必要がない。引き続きこれまでにないHLAをターゲットとしたアレルギーの抑制という治療法の開発に努めていく。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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