2013 Fiscal Year Research-status Report
スマートフォンと光学透過HMDによる高精度で安全なARナビシステムの開発
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25730066
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Akashi National College of Technology |
Principal Investigator |
新井 イスマイル 明石工業高等専門学校, その他部局等, 講師 (60512572)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 情報システム開発 |
Research Abstract |
スマートフォンとHMD取付けセンサによる高精度屋内測位・姿勢推定の実現にあたって、HMDに加速度センサ・ジャイロセンサ内蔵のスマートフォンを取り付け評価を行った結果、歩数推定はスマートフォンの自由姿勢に比べて良好な結果が得られたが、方位推定については必ずしも頭部が進行方向に向かないため従来手法が適用できないことが分かった。それに対して歩行者の首振り判定を首振り前と首振り後の角度を記憶することで、首振り後に適切な方位推定値に補正する手法を提案し検証した。 光学透過HMDによるスマートフォンディスプレイ空間の安心・安全な拡張の実現にあたっては、光学透過HMDの視認性がナビゲーション時に表示する情報によって大きく異なることが分かったため、背景色に適した配色の情報提示を行う機構を提案し、開発した。画像処理部分にスマートフォンを用いることによってスマートフォンと光学透過HMDの連携システム構築にも概ね取り組めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
スマートフォンとHMD取付けセンサによる高精度屋内測位・姿勢推定と光学透過HMDによるスマートフォンディスプレイ空間の安心・安全な拡張の2テーマは平成25年度および平成26年度にまたがって研究開発する項目で、概ね半分を超える検証ができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度内にスマートフォンとHMD取付けセンサによる高精度屋内測位・姿勢推定および光学透過HMDによるスマートフォンディスプレイ空間の安心・安全な拡張を実装する。計画当初予定していた平成26年度内のナビベーションシステムの構築と実証実験も年度内に着手する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
予算に適したセンサ内蔵の透過型HMDの発売が平成26年5月になったため平成25年度内に購入しなかった。 平成26年にセンサ内蔵透過型HMDを購入する。
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