2013 Fiscal Year Research-status Report
固相ON/OFF変色反応を駆使する途上国飲料水汚染度のマルチポイント計測法の開発
Project/Area Number |
25740034
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | National Institute of Technology, Toyama College |
Principal Investigator |
間中 淳 富山高等専門学校, 専攻科, 助教 (90413757)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 目視分析 / フッ素 / 途上国 |
Research Abstract |
発展途上国において飲料水中のフッ素汚染が問題となり、汚染度を把握する技術が求められているが、機器分析を主とした既存のフッ素分析技術をこれらの国にそのまま導入する基盤が十分整っていないため、簡便な分析技術の普及が必要とされている。本研究では、固相における急激な変色を伴う変色反応系を用いて、発展途上国に適したオンサイト目視分析の開発を行った。まずはじめにこれまで構築してきた溶液反応系での変色数による目視分析法のデバイス化を行った。また、より目視判定しやすい手法にするため、画像処理技術を組合せた手法を検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
変色数による目視分析法の簡易化のためのデバイスを作製し、その機能評価を行った。その結果、操作性の向上が見られたものの、視認性・感度・経済性において課題が得られた。視認性に関しては、画像処理技術を併用することで大幅な改善が見られた。
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Strategy for Future Research Activity |
感度・経済性における改善を行うことで、より途上国でのオンサイト分析としての性能の向上を進めていきたいと考えている。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
納品・出張が3月に完了しているものの4月支払になったため、その分が次年度使用額として生じている。 25年度3月分の支払が本年度の4月に決済される予定となっている。
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