2013 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
25740060
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
伊藤 豊 広島大学, 国際協力研究科, 助教 (00633471)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | サプライチェーン / 効率性分析 / リスクマネジメント / 環境効率 |
Research Abstract |
2013年度は主に分析手法の開発、及び災害前後における企業行動の定性的な把握について宮城県を中心とした情報収集を行った。加えて本研究の対象領域の一部でもある災害を対象とした査読付きジャーナルに下記の研究を投稿、受理された。 (1)Iwata, K., Ito, Y., and Managi, S., (2014) “Public and Private Mitigation for Natural Disasters in Japan”, International Journal of Disaster Risk Reduction, Vol.7, pp.39-50】 さらにエネルギー問題を経済学の観点から解説した下記の書籍について、「はじめに」、「第六章 原子力発電」、「終わりに」の3箇所を執筆した。 (2)馬奈木俊介(編著)『エネルギー経済学』2014年 中央経済出版 また、サプライチェーンに関する効率性を検証した書籍数冊を購入し、本研究への応用可能性について、他の研究者と勉強会を設けて議論した。本年度は申請中のデータを入手した後、本研究申請のために収集したこれらの知見を活かした分析を行うためのデータ・セットの作成を行い、パラメータ間の変動に関する傾向をはじめに把握する。そしてサプライチェーンの効率性を検証するうえで妥当だと判断できるパラメータの抽出を行い、企業レベルでのサプライチェーンの効率性の検証を行う予定である。その後、残りの期間で不確実性を考慮した場合でのサプライチェーンの頑強性についても検証を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
申請データが2013年度中に得られる予定であったが、時間が伸びているために遅延が生じている。本申請研究が対象とする災害と企業行動の分野は2011年の震災以降多くの研究者、研究機関が取り組み始めた内容でもあり、類似データを取得するための申請数の増加が遅延理由の一部となっている可能性がある。
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Strategy for Future Research Activity |
既に申請中のデータが届き次第、データ・セットの作成を行い、震災前後間でのサプライチェーンの効率性分析を行う予定である。その後、災害リスクも考慮した場合で同様の検証を行う予定である。
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Research Products
(2 results)