2013 Fiscal Year Research-status Report
研究動向調査を支援する学習環境SNSearchの構築
Project/Area Number |
25750084
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
殷 成久 九州大学, 附属図書館, 助教 (20512180)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | システムの構築 / データの収集 / 専門家の調査 / ユーザーモデル |
Research Abstract |
今年はシステム構築に関する研究を中心に行った。その成果を論文として発表した。今年度の補助金は、 主に上記の研究を遂行するための技術調査、システム全体設計の打ち合わせ、論文の発表の旅費に当てられた。 1. 本研究では58件の教育工学に関する有名な英語ジャーナル(合計27122件の論文)の概要を収取し、SNS を利用して、研究チームを対象にし、調査の結果を基に、テキストマイニング技術を応用し、自力で文献調査を行うことを支援するCross Tabulation検索エンジンを構築した。本システムは論文の質の判断要素で論文をランキングし、その結果をユーザーに提示できる。 2. システムを構築するための調査を行った。研究指導を行っている専門家に対して、「研究を始めたばかり学生に対して、研究テーマをきめるために、どのような文献調査に関する指導を行っているか」というアンケート調査を行った。 3. 本システムを利用するユーザーは4種類に分け、熟練者、初心者、積極的な参加者、他のユーザーである。それを基にして、ユーザーモデルを構築した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
おおむね順調に進んでおります。 1) システムの仕様も設計していた。2)プロトタイプを開発し、検索を行うことができるようになっている。3)検索結果を可視化した。4)論文は4本発表した。5) Keynote Speakerとして下記の国際会議に招待され、研究内容の一部を発表した。 2013 International Conference on Advances in Social Science, Humanities, and Management(http://www.asshm.org/), December 14-15, 2013 in Guangzhou, China.
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Strategy for Future Research Activity |
継続的にシステムを開発し、ユーザーのアカウント、検索履歴の保存などの機能を追加し、ユーザーの学習行為を分析する予定である。それから、実際に学生に使ってもらって、評価する。さらに、国内外の国際会議に投稿し、発表する。 次年度の科研補助金は下記に活動に当てられる。1)評価実験を行うため、iPod touch/iPadなどの購入費2)論文発表の旅費3)研究・評価の打ち合わせなどの旅費4)論文の発表費5)統計解析ソフトの購入費
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Research Products
(5 results)