2014 Fiscal Year Research-status Report
細粒度履歴情報をリアルタイムに活用するプログラミング支援環境の研究
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25750090
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Research Institution | Nippon Institute of Technology |
Principal Investigator |
橋浦 弘明 日本工業大学, 工学部, 助教 (20597083)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | IDE / プログラミング / ソフトウェア設計 / 細粒度履歴 / 統合開発環境 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究はソフトウェア開発環境(IDE:Integrated Development Environment)と連携し、学習者のプログラミング作業を細粒度で収集し、それらを分析することで学習者の開発スキルの向上や、初学者が陥りやすい悪所を明らかにすることを目指している。 本年度は研究計画に基づき、昨年度に引き続き研究動向の調査を行った。開発の進捗については、研究計画における Phase 1 をおおむね達成することができている。現在は Phase 2 の開発に入っている。 また、現在までの研究成果については「12th International Conference on Software Engineering Research, Management and Applications (ACIS SERA 2014) 」等の国際会議において研究報告を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
予備実験で得られた細粒度履歴のデータが膨大であるため、得られたデータを知見にまとめる作業に手間取ったため、開発環境の開発が遅延し、大学の講義期間の制約上、被験者を集めることに支障が生じたため、年度内に Phase 2 のフィールドテストの実施を行うことができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
開発方針については明確化されているため、協力者の増員等のリソース増強施策により、速やかな開発の完了とフィールドテストを実施する。研究代表者が以前に開発した、類似のツールの再利用等も積極的に実施する。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が発生した主な原因については、研究成果の発表を行う国際会議が日本国内開催となったため、旅費の執行額が予算額を下回る結果となった。研究の進展状況については問題は生じていないため、来年度についても当初予定と同様に進めていく。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度使用額については、当初の想定よりもコンピューターにかかる負荷が大きいことが判明したため、サーバの増強や開発用コンピュータの取得等に充当し、研究計画から遅延が発生しないように配慮する。
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Remarks |
現在、ウェブページの公開に向けて準備中。
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