2013 Fiscal Year Research-status Report
海氷減少化傾向の北極海における船舶の最短航海時間航路選択に関する基礎的研究
Project/Area Number |
25750123
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
嶋田 陽一 神戸大学, 学内共同利用施設等, 助教 (90455501)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 北極海航路 / 海氷密接度 / 北極海 / 航海シミュレーション |
Research Abstract |
海氷減少化傾向の北極海における「標準航路」の航海シミュレーションを構築した。この航海シミュレーションを用いて、北極海航路の航行可能条件は、海峡付近の海氷分布が重要であることがわかり、その海峡付近の海氷分布特性を調べた。それらの結果について学会発表、論文作成(査読中)を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
海氷減少化傾向の北極海における「標準航路」の航海シミュレーションを構築した。そして、北極海及びその周辺における気候変動と北極海航路上の海氷分布の関係を調べ、北極海航路上の海峡付近における海氷分布が北極海航路開通の要因であることがわかった。その成果を発表及び論文作成(査読中)を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
海氷減少化傾向の北極海における「最短航海時間航路」の航海シミュレーションを構築する。昨年度の研究成果から、北極海航路上の海峡付近における海氷分布が北極海航路開通の要因であることがわかったので、その海峡付近に海氷がある場合、他の周辺海域で航行できるかを上記のシミュレーションを用いて調べる。これらの研究結果について学会発表、論文作成を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
予定した物品を旅費(北極海航路に関する研究情報収集)に変更したため。 ワークステーションの消耗品を購入する。
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Research Products
(3 results)